将棋の第18回朝日杯オープン戦は11日、東京都千代田区の有楽町朝日ホールで準決勝、決勝の3局を行い、決勝では後手の近藤誠也八段(28)が井田明宏五段(28)を124手で下し、初優勝を果たした。
15年にプロ入り(四段昇段)した近藤は、10年目で棋戦優勝そのものも今回が初。
「小学生名人戦も(若手棋戦の)YAMADA杯も準優勝だったので(人生)初優勝。初めて優勝カップを持ち、うれしさがこみ上げてきました」と緊張気味に話した。
順位戦では1月に初のA級昇級を決めたばかり。「昇級後は目標を朝日杯に絞っていた。うれしさは両方同じ。この流れを今後に生かしたい。タイトル挑戦を目標にしたい」と続けた。