カブスの今永昇太投手がメサ(アリゾナ州)キャンプ3日目の11日(日本時間12日)、“珍パフォーマンス”でチームのムードメーカーとなった。
まずは練習開始前、”誰か分かるかな~?”とばかりに左打者の構えでモノマネを始めた。大谷翔平? 吉田正尚? それとも米国人打者?? 誰かは不明だったが、なかなかの名演技にチームメートは大喜びで、笑いを誘った。今永のパフォーマンスはさらに続き、ドリンクケースの中から氷を取り出すと、「プチ雪だるま」作り。この日のアリゾナは最高気温20度。練習で汗を流すナインのために”涼”を届けるサービスぶりだった。
練習では屋外ブルペンでの投球を12日(同13日)に控え、この日も屋外の練習はアップ、キャッチボール、守備練習で終了。その後は室内でのトレーニングに汗を流した。ケガもなく順調な調整を続ける今永に対し、トミー・ホットビー投手コーチは10日の会見で「彼は非常に研究熱心であり知的。成功経験がありながら、更に成長しようとする姿勢を持っている。素晴らしい」と絶大な信頼を寄せた。
一方、キャンプイン前の自主トレが続く鈴木誠也外野手はフリー打撃は行わず、フィールドでは守備練習のみを行った。この日は左翼に入り、打者が放つフリー打撃の打球を追いかけ、来るべきシーズンでの守備機会へ備えた。
(メサ・笹田幸嗣通信員)