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井上尚弥のラスベガス次戦に5・3開催案浮上 ガルシア、カネロと注目の“3連戦”構想

スポニチアネックス 2025年2月12日 9時55分

 プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の“米国再上陸”が5月になる可能性が浮上した。米専門メディア「ボクシングシーン」が11日、井上がネバダ州ラスベガスで予定しているWBC同級1位アラン・ピカソ(24=メキシコ)との次戦について、メキシコの祝日「シンコ・デ・マヨ」週間の5月3日開催案も検討されていると報じた。

 ラスベガスでは「シンコ・デ・マヨ」の時期にビッグマッチが組まれることが多く、これまでもフリオ・セサール・チャベス(メキシコ)、オスカー・デラホーヤ(米国)、サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ)らスーパースターがリングに上がってきた。今年は5月2日にニューヨークで元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(米国)と2階級制覇王者デビン・ヘイニー(同)が今秋の対戦を目指してそれぞれ復帰戦を行うほか、米国時間5月4日にはサウジアラビアでカネロがスーパーミドル級4団体王座統一戦に臨むことが発表済み。いずれもサウジアラビア国営イベント「リヤド・シーズン」の一環で、5月3日に井上がラスベガスのリングに上がれば、豪華な“3日連続開催”になる。関係者は匿名を条件に「素晴らしいアイデアだ。ラスベガスはシンコ・デ・マヨの週末の試合開催が恒例だし、他の試合と時間も被らない」と語った。

 井上ーピカソの開催時期については、米リング誌が6月予定と報じていた。別の関係者は、5月3日を確定させるには複数箇所との交渉が必要としながらも、ニューヨークとサウジの興行の間を埋めるには理想的とし「シンコ・デ・マヨでのラスベガス開催はこのスポーツで長年行われてきており、理にかなっている」と話した。

 井上が米国で試合をするのは21年6月以来、通算4度目。大橋ジムの大橋秀行会長は井上が金芸俊(韓国)に4回KO勝ちした1月の試合後、今後は5月と9月に防衛戦を予定しており、さらに「リヤド・シーズン」からもサウジでの試合オファーがあることを明かしていた。

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