男子ゴルフメジャー2勝のコリン・モリカワ（28＝米国）が13日開幕の米ツアー「ジェネシス招待」（カリフォルニア州トーリーパインズGC）で、バーディー1つにつき1000ドル（約15万3370円）、イーグルでは1つ2000ドル（約30万6740円）をロサンゼルスの山火事復興支援に寄付すると発表した。ロイター通信が11日、報じた。
ロサンゼルス出身のモリカワは前週開催されたAT&Tペブルビーチ・プロアマ（カリフォルニア州ペブルビーチ・リンクス）でも同様の寄付を表明。自身のルーツがあるハワイ・マウイ島で23年に山火事が起きた際も、フェデックスカッププレーオフで1つのバーディーにつき1000ドルを寄付していた。
「ジェネシス招待」ではカリフォルニア・コミュニティー財団とロサンゼルス消防局財団へ寄付を行う。「ほんの少しの支援と認識の向上をしたいだけ」と話し、「時がたつと人々は火事について忘れてしまいがち。ニュースやメディアはそういうものだと分かっているが、ロサンゼルスの火事の影響を考えると、できる限り認識を高め続ける必要がある」と訴えた。
11日に発表された大会1、2日目の組み合わせでは、昨年覇者の松山英樹（32＝LEXUS）、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー（28＝米国）と同組となった。「木曜日（13日）からはたくさんバーディーを取れたらいいと思う。ロサンゼルス出身を誇りに思っているし、できる限りロサンゼルス代表であろうと努力したい」と話した。大会は山火事の影響でリビエラCCから会場が変更となり、今月4日に母クルティダさんを亡くしたホスト役のタイガー・ウッズ（49＝米国）は欠場する。