J1湘南は12日、元日本代表MF阿部浩之(35)が24年シーズン限りで引退すると発表した。
阿部はクラブを通じ「このたび、2024シーズンをもって引退することにしました。ガンバ大阪、川崎フロンターレ、名古屋グランパス、湘南ベルマーレでプレーすることができて最高なサッカー人生でした! 全てのチームで一緒に戦ったファンサポーター、フロントスタッフ、コーチングスタッフ、選手のみなさんには感謝しかないです。ありがとうございました」とコメントを発表した。
奈良県出身の阿部は大阪桐蔭高―関西学院大を経て、12年にG大阪に入団。1メートル70と小柄ながら左右ともに精度の高いキックと積極的なドリブルを武器にサイドハーフで活躍し、ボランチやFWでもプレーした。G大阪では14年の国内3冠と15年の天皇杯2連覇に貢献し、17年に移籍した川崎Fでも17、18年にJ1連覇、19年にルヴァン杯で優勝。20年加入の名古屋でも21年ルヴァン杯を制した。22年途中に湘南へ期限付き移籍し、23年に完全移籍したが、昨季限りで契約満了となっていた。
通算成績はJ1が273試合49得点、J2が30試合5得点、J3が2試合0得点、リーグ杯35試合12得点、天皇杯36試合7得点。日本代表にはハリルホジッチ監督時代の17年に招集され、E-1選手権で3試合に出場した。