◇NBA サンズ 112-119 グリズリーズ(2025年2月11日 アリゾナ州フェニックス フットプリント・センター)
サンズのFケビン・デュラント(36)がNBA史上8人目となる通算3万得点を達成した。地元で行われたグリズリーズ戦で34得点をマークし、通算成績を3万8得点に伸ばした。
通算1101試合目での達成はカリーム・アブドゥルジャバーと並び歴代3位。1位はウィルト・チェンバレンの941試合、2位はマイケル・ジョーダンの960試合で、他にカール・マローン、コービー・ブライアント、ダーク・ノビツキー、レブロン・ジェームズが達成している。
過去得点王4回、オールスターゲームには15回選出されているデュラントは、左足首の捻挫で直近3試合を欠場。復帰戦のこの日は第1Qこそ2点だったものの、第2Qにフィールドゴール8本中7本を決めて17点を挙げ、第3Q残り1分11秒でフリースローを2本決め、大台に到達した。
第3Q終了後には表彰が行われ、総立ちの地元ファンから拍手で祝福された。試合後は「バスケットボールを形づくり、発展させてきた選手たちと同じカテゴリーにいられるのは本当に光栄だ。毎日自分の力を最大限に発揮し、キャリアを通じて最大限の成果をあげることが、ずっと目標だった」と語った。
先日までトレードが噂されており、10日の練習時には「このリーグでは誰もが売買される可能性があるし、それは理解している。自分はコートに戻ってプレーしたいだけだが、仕事の一部であることもみんな理解しなくてはならない」と語っていた。サンズのブーデンホルツァ-・ヘッドコーチは「おそらく私が出会った中で最も素晴らしいシュートメーカーの一人だ。彼と対戦した夜も何度もあった。だから彼の味方でいられるのはうれしいよ」と称賛。試合後に握手したグリズリーズのモラントも「彼は偉大な選手の一人。このリーグでは誰もが3万ドルをもらえるわけではない。脱帽だよ。これからも活躍し続けることを願っている」と称えた。