NHKは12日、パリ五輪開会式中継でキャスターを務めた中山果奈アナウンサーが、4月から「NHKニュース おはよう日本」のメインキャスターに就任することを発表した。同じくメインキャスターとなった高井正智アナウンサーとコンビを組み“朝の顔”を務める。
中山アナは広島県出身。東大卒業後、2014年に入局した。松江放送局、広島放送局を経て19年から東京アナウンス室に勤務。現在は「正午ニュース」など報道番組を軸に活躍している。22年には故安倍晋三元首相の銃撃事件の一報を伝え、昨年元日の能登半島地震発生時には、山内泉アナとともに緊迫感のある口調で避難を呼びかけたことも話題となった。
そうした活躍が評価され昨夏、スポーツ番組の担当経験が少ない中、パリ五輪の開会式キャスターに抜てきされた。夏季大会では史上初のスタジアム外での開催となったが、セーヌ川を舞台に選手が乗った船が入場する際、豆知識なども交えながら的確に各国の情報をリポートした。
同番組のメインキャスターは過去に桑子真帆アナや和久田麻由子アナらが担当してきた。