ラグビー・リーグワン1部の埼玉は12日、埼玉県熊谷市のグラウンドで全体練習を行った。9日のBL東京戦でアーリーエントリー登録としてリーグワンデビューを果たしたHO佐藤健次（早大4年）も参加。全体練習後には同じHOの坂手淳史主将からアドバイスを受けるなど、約1時間の個人練習も行った。
9日のBL東京戦で後半40分から途中出場。首位攻防戦の同点で迎えたラスト3分を「人生で一番緊張した。あの緊張感を味わえたことが大きな経験」と振り返った。
日本一を懸けた全国大学選手権決勝など大舞台はこれまで何度も経験しておりプレッシャーには強いタイプだが「自分に自信がなかったから緊張したのだと思う」と原因を分析した。次節の横浜戦（16日、秩父宮）へ向け「今週は良い状態で練習できているので、これからはチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」と2戦連続出場に意欲。経験を積むことで自信をつけ、次は不安なく臨めそうだ。
現大学4年生では、同日にデビューした相模原のCTBハニテリ・ヴィイレア（大東大4年）と並んでアーリーエントリー一番乗り。早大のチームメートや桐蔭学園高で同期だった帝京大の青木恵斗（トヨタ）らよりも一足早くリーグワンの舞台に立った。それでも「あまり競ってはなかった。どのタイミングで出たかよりも、勝ちに貢献できたかが重要」と早さは意識しておらず「1試合出るだけではなく、今後チームの戦力になっていけるように成長していかないといけない」と気を引き締めた。