今月6日からトレーナー指示として別メニュー調整中のオリックス・宇田川が12日、今キャンプ2度目のブルペン投球を行った。
捕手を立たせての投球後、座らせて16球。「この前のブルペンよりいい球もいってましたし、狙った所に投げられた。フォームの修正がうまくできているのかな」と充実の表情を浮かべた。
昨年9月の「右肘浅指屈筋の筋損傷」からリハビリを続けてきた右腕は、キャンプ2日目に初ブルペン入り。キャンプイン前から球団トレーナーと調整のペースを相談しており、初ブルペン後の状態を判断した結果、一度別メニューで平井2軍投手コーチらとフォームの矯正に取り組んでいた。
「フォームのバランスもよかったので、そこは合格ライン。ちょっと出力を前回よりも上げたので、明日にどういう影響が出るか。今回肩や肘に問題がなければ、もっと次に進めるので」
昨春はキャンプ初日から別メニュー調整で、最終クールに立ち投げでブルペン入り。焦って調整を進めた結果、結果的に開幕にも間に合わなかった。同じ轍(てつ)を踏まないよう、剛腕は着実に一歩ずつ復活への階段を上っている。
(阪井 日向)