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目黒鹿鳴館 開業の地で営業再開 新天地の契約白紙で移転頓挫「やむを得ず」 GLAYなどが拠点

スポニチアネックス 2025年2月12日 20時38分

 東京・目黒の老舗ライブハウス「目黒鹿鳴館」が12日、X(旧ツイッター)を更新し、今年1月いっぱいで予定していた退去が再延長されることになったことを明らかにした。

 入居しているビルの老朽化を理由に一昨年6月、24年1月での退去が発表されたが、SNS有志の声などにより、移転が1年、延期され、新たな退去スケジュールが今年1月に決まっていた。

 しかし、この日は山口高明社長が「お詫びとご報告」とした投稿で、「1月19日で目黒での営業を一旦終了したのですが、進めておりました新天地での契約が諸事情により白紙に戻されてしまいました」と説明。「その旨を現在の新オーナー様(前回と代わりました)にお伝えしたところご厚意により現在の鹿鳴館の賃貸契約を再延長させていただける事になりました」とした。

 もともと移転先の内装工事終了まで賃貸契約を延長できることになっていたというが、「当然、毎月の家賃・人件費などを捻出する為に準備しておいた契約金を切り崩して行かねばならず、度重なる延期など大変心苦しいのですがやむを得ず営業を再開させていただく判断を致しました」と、経緯を説明した。

 移転を前にさよならイベントなどが行われた後の営業再開。「【さようなら目黒鹿鳴館】や【ラスト目黒鹿鳴館】などでイベントを開催してくださったバンドや主催者様並びに最後だからとご来店いただいたお客様には何とも締まりの悪いご報告になってしまい大変申し訳ございません」と謝罪。「移転には変更ありませんので改めて一から新天地を探して参ります」と、移転の方向は代わらないことを表明した。

 新天地が白紙に戻ってしまったため、新たな移転先探しをしており、「ライブハウス物件情報に強い方が居りましたら情報提供いただけますとありがたいです」と呼びかけていた。

 目黒鹿鳴館は1980年にオープン。初期には「米米CLUB」「THE MODS」などが活動拠点とし、その後は「LUNA SEA」や「GLAY」なども活動していた。

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