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デヴィ夫人 夏の参院選へ立候補表明 犬猫愛護の政治団体設立「人生の集大成として政界に一石投じようと」

スポニチアネックス 2025年2月12日 20時40分

 タレントのデヴィ夫人ことデヴィ・スカルノ氏(85)が12日、都内で会見し、夏の参院選に立候補すると表明した。自身を代表として設立した政治団体「12(ワンニャン)平和党」から比例代表で出馬する。現在はインドネシア国籍で、参院選の出馬条件を満たすために国籍の取得を申請中と説明した。

 「人生の集大成として政界に一石を投じようと立ち上がりました」。日本初の犬猫の保護に特化した団体を設立した夫人は、そう高らかに宣言した。団体の理念は「犬猫を守り、人類との共生を目指す」。「犬猫の食用禁止の明確な法制化」など12個の政策を掲げ、参院選での議席獲得を狙うという。

 85歳となった夫人の魂に火をともしたのは“動物愛”。芸能界屈指の愛犬家で知られ、これまで多くの動物愛護活動に従事してきた夫人。ただ、今なお犬の肉食を提供する店が日本に存在していることに触れ「誰かが動くのを待つのでは到底間に合わない」と危機感をあらわに。「私自らが立ち上がらねばと決意を固めた」と力強く語った。 

 選対委員長は、昨年の東京都知事選で次点となった石丸伸二前広島県安芸高田市長の選対事務局長を務めた選挙プランナー・藤川晋之助氏が務める。これまで140回以上の選挙を戦ってきた藤川氏は「去年からきちっと仕込んできて、参院選で大きな台風になるんではないかとワクワクしている」と自信をのぞかせる。参院選では、最大30人ほどの候補者擁立を考えているといい「最低でも2議席から3議席取ってみせる」と意気込みを語った。

 石丸氏の躍進や斎藤元彦兵庫県知事の再選など、SNSの影響力が増してきている昨今の選挙戦。インスタグラムのフォロワーが65万人に迫るなど、老若男女から人気を誇る夫人と、「選挙の神様」藤川氏のタッグでどのような現象を巻き起こすのか。新党の動向に目が離せない。

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