昨年のM-1グランプリで準優勝のお笑いコンビ「バッテリィズ」が11日放送のテレビ朝日「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」(火曜後11・45)にゲスト出演。M-1で審査員を務めたお笑いコンビ「NON STYLE」石田明(44)がバッテリィズの漫才について分析した。
VTR出演した石田は、バッテリィズが大躍進したM-1で審査員を務めた。シンプルに「面白かった」と評価。「システマチックなネタやここで笑いが起きますよっていう分かりやすネタがM-1ちょっと多かった。(バッテリィズの)油断してたときにパンチライン来るのは新鮮でした。ライブ感がエグかった。熱量が凄かった。ハッとさせられましたね、そうそうお笑い、これっていう。いつおもろいか分からんっていう気づかせてくれました」とべた褒めだった。
NSCで講師も務める石田は、バッテリィズの漫才の新しさについても指摘。「珍しいスタンスで、2人とも笑いを取ろうとしてないんでづよ、スタンスとして」と語り、「寺家はエースに物事を教える、エースはエースで俺をだましてるやろって。ボケというボケがなくて、ツッコミというツッコミもない。(エースは)バカにすんなよ、なんです」と説明した。
また、エースの漫才中のある行動にも言及。「エースが話を聞いてるときにめっちゃ動くじゃないですか。あれって僕、NSCの1回目の授業でダメ出しするやつなんですよ。相手のせりふが入ってこなくなるから無駄に動くなって言うんですね」とした上で、「なんですけど、バッテリィズに関して言うと、あれがバカさを演出してるんですよね、アホさっていうのを演出してて、あれが本物にちゃんと見えるじゃないですか。本物やし。あの挙動不審さみたいなのがホンマに凄いなと思います」とエースの行動がネタの説得力を高くしていると分析した。