◇ミラノ・コルティナ冬季五輪第8日 スノーボード 男子ハーフパイプ決勝(2026年2月13日 リビーニョ・スノーパーク)
スノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、五輪初出場の19歳、山田琉聖(チームJWSC)が銅メダルを獲得した。11日の予選はスイッチバックサイド・ダブルアーリーウープ・ロデオ900を繰り出して3位通過。決勝でも独創性あふれるパフォーマンスで92.00点をマークし、表彰台をつかみ取った。
◇山田 琉聖(やまだ・りゅうせい)
☆生まれ 2006年(平18)3月25日生まれ、札幌市出身の19歳。
☆競技歴 両親の影響で5歳でスノーボードを開始。16年に地元のさっぽろばんけいスキー場で開催されたW杯をきっかけにハーフパイプを始め、草大会などに出場。23年の全日本選手権で優勝し、翌シーズンからW杯を転戦。昨季はW杯2戦で3位に入ると、今季は昨年12月のW杯第2戦で初優勝を果たした。
☆名前の由来 母・美咲子さんが沖縄好きで、「琉球」から1文字取り、「温かく清い人になってほしい」との願いを込めた「聖」の字を足した。
☆習いごと 少年時代はスノーボード以外にもたくさんの習いごとに取り組み、スポーツでは水泳、体操、合気道、トランポリンを習っていた。文化系ではピアノ、ドラムも。昨年12月のW杯から続いている今回の海外遠征では、初めて折りたたみピアノを日本から持参し、リラックスタイムに弾いているという。腕前は楽譜を読まずに耳コピーで弾けるレベル。
☆バイト 年間数百万円レベルの海外遠征費を稼ぐために、美咲子さんの知り合い農家で田植えや稲刈り、畑仕事などのアルバイトを中学生時代から継続。漁業関連の仕事をしたことも。1日のバイト代で山田の手元に残るのは500円だけがだったが、何一つ文句を言わなかった。
☆親友 五輪代表枠を最後まで争い、補欠として五輪直前のスイス合宿にも参加した重野秀一郎は同学年で、小学生の頃からのライバル。海外遠征では同部屋になることも多い。五輪に向けては「そろそろ先輩たち(平野歩、戸塚、平野流)を倒さないと。一緒に行こう」と誓い合っていた。