[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] 二十歳。その言葉だけで胸の底から湧いてくる熱い何かが感じられる。大人になったら何でもできそうだし、学校が離れると空でも飛べそうだった我々の二十歳。アイドルたちもきっと同じ気分だろう。<スポーツソウルドットコム>が、普通の高校生に戻って、最後の高校時代を迎えた1995年生まれのアイドルたちの卒業式をカメラに盛り込んだ。
◆友達と会うために卒業式へ、ファッションはもちろん制服! 今年、高校を卒業するアイドルは、BTOBのソンジェ、A PINKのナムジュ、防弾少年団のヴュ&ジミン、VIXXのヒョク、TEENTOPのリキ&チャンジョ、Topp Doggのヤノ、NU'ESTのミンヒョン&レン、Boyfriendのヨンミン&ミヌ&グァンミン、Glamのミソ、F-VE DOLLのヘウォン&ウンギョ、MY NAMEのチェジン、少年共和国のスウンなど数十人に上る。
彼らの中では、すでに卒業式を行った人も、2月の第三週ぐらいに卒業式を控えた人々もいる。ほとんどが卒業式に出席するが、スケジュールのためにやむを得ず欠席することもある。TEENTOPのリキとチャンジョはアリーナツアーを行っているわけで最近開かれた卒業式に出席できなかった。防弾少年団のヴュとジミンは、13日午前開かれた韓国芸術高等学校の卒業式と音楽番組でのカムバック舞台のリハーサル時間が重なって、仕方なく友達との挨拶ができなかった。
最後に着る制服だから、どんなにスターであっても卒業式のファッションは断然“制服”。最も学生らしくてすっきりとしたファッションなので、アイドルメンバーたちも卒業式の日だけはきれいにアイロンをかけた制服を着て学校にくる。特に翰林(ハンリム)芸能芸術高等学校の卒業生、BTOBのソンジェとTopp Doggのヤノは去る11日に開かれた卒業式で、制服の姿を自慢して見る人々を喜ばせた。
◆「友達と一緒に卒業して、光栄です!」今年卒業を迎えた彼らは、「友達と一緒に卒業して、嬉しい」という感想を残した。忙しい芸能活動で学校生活に集中できなかったが、それなりに親しくなった友達との別れには残念な気持ちを伝えた。
卒業式当日、Topp Doggのヤノは教室で同じクラスの友達と会って嬉しそうに挨拶を交わした。VIXXのヒョクは、功労賞の受賞者に自分の名前が呼名された時、友達が実名である“ハン・サンヒョク”を連呼し、二倍の喜びを享受した。NU'ESTのミンヒョンは、「一緒に写真撮ろうよ」と声をかける異性の“友達”のおかげで気持ちのいい卒業式になった。
芸能活動で頭角を現わした場合、学校レベルで功労賞を与えたりもする。BTOBのソンジェ、VIXXのヒョク、Topp Doggのヤノ、モデルのチン・ジョンソンは、対外で学校のイメージを高めたことを認められ、卒業式の壇上に上がって堂々と表彰状を受けた。ソウル公演芸術高等学校も、A PINKのナムジュ、MY NAMEのチェジン、Boyfriendのヨンミン&ミヌ&グァンミンなどのアイドルメンバーたちに特別功労賞を渡した。
卒業生はもちろん、同じチームのメンバーたちもこの日だけは現職の高校生に戻って一緒に陽気になる。VIXXのメンバーたちは末っ子のヒョクの卒業式のために、フランスでのスケジュールを終えて空港からすぐに学校に向かった。もちろん祝賀公演を披露するためだった。Topp Doggのメンバーたちも末っ子のヤノのために早朝から同行した。BTOB、少年共和国なども卒業するメンバーのために一緒に卒業式を訪れた。
◆「卒業は、また別の始まり」 卒業式を最後に、彼らの高校生活は終わった。これから彼らの前には“大人”というもう一つの扉が開かれる。すでに芸能界活動で社会生活を始めたとも思われるが、より過酷な“大人の世界”と“キャンパスライフ”が彼らを待っている。彼らは、より素敵な二十歳のためにこれからの道のりに覚悟を固めた。
並んでソウル湖西(ホソ)専門学校に入学するTEENTOPのリキとチャンジョは、<スポーツソウルドットコム>に、「大学生になるだけに、大学生活に頑張っていきたい」とし「今年はさらに発展して、一日一日もっと成長できるように努力する」と抱負を明らかにした。VIXXのヒョクは、「ホンビンさんと一緒に、東亜(トンア)放送芸術大学に進学することになった。大学生活への期待でわくわくする」と拳を握った。彼らのほかに、NU'ESTのミンヒョンとレンは仁荷(インハ)大学芸術体育学部演劇映画の専攻随時募集1次選考に志願して合格した。MY NAMEのチェジンも同学校の実用音楽科に合格した。
大学に進学せず、プロの世界により集中しようとするアイドルも多い。A PINKのナムジュは、「正直、中学校-高校-大学というふうにつながる夢があったが、実際に二十歳になるから、もっとA PINKとしての活動をするべきだと思うことになった。大学に進学する準備がまだできていないと思って、しばらく歌手活動に専念する」と堂々に言った。
BTOBのソンジェも、大学進学を少し延期した。彼は今年、BTOBの活動に専念するとし「歌手生活はもちろん、これから自分の行動に責任を負うソンジェになる」と念を押した。Topp Doggのヤノと少年共和国のスウンも、大学よりアイドルのメンバーとしての本分を尽くしていきたいと述べた。