新韓流スターたちは、硬く閉まった日本市場の代わりに、中国を中心にした新しい「韓流マップ」を描き始めた。
韓国では、韓国ドラマの最大の輸出国であった日本が安倍晋三政権の右傾化政策によって、市場の萎縮が加速していると判断している。天井知らずに上昇し続けたドラマの輸出価額も最近30〜50%まで急落し、韓流ドラマの放送編成も嫌韓ムードで危機を迎えている。
韓流コーディネーション社“セクドン”の代表を務める在日韓国人のイ・グァンボム氏は6日、「韓国のドラマとK-POPの番組は、地上波からほぼ消えた。親韓派に分類されたフジテレビさえ、広告不買運動が持続すると、韓流番組の編成を控える雰囲気。最近では、視聴者の有料決済が必要なBS(有線放送)程度だけが韓流番組を流している」と伝えた。
その一方、13億の人口を誇る中国が日本の代替市場として急浮上している。イ・ミンホとパク・シネ主演のSBSドラマ「相続者たち」が昨年歴代最高額で中国に輸出されたに続き、「星から来たあなた」と去る5日に初放送された「3デイズ」が次々と歴代最高値を更新して中国に向かうことになった。「3デイズ」の輸出額は一話当たり3万5000ドル。既存韓国ドラマの対中輸出価額と比べると、7倍を超えた金額だ。
あるドラマ関係者は、「中国は、ドラマ制作社が500社を超えるほど、可能性が大きいな市場。最近、10~30代の若い視聴者たちを中心に韓国ドラマのブームが起き、放送局の競争が熱くなった。韓国ドラマには“言い値で買おう”とするくらいだ。まもなく日本の価格(1本当たり約1000万円)まで追いつくようだ」と明らかにした。
マネジメント社の戦略も変化中だ。日本中心から中国と中華圏の国を中心に市場を拡大している。韓国大型マネージメント社の関係者は、「日本で韓流が悪化したにつれ、プロモーションが中国中心に変わった。海外ツアーも中国の3つの都市と香港、台湾などの中国語圏を中心にしている」と述べた。
パク・ヒョシル記者