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[SS現場] 映画「慶州」のパク・ヘイル&シン・ミナ、“老人”のような珍妙な呼吸に期待

THE FACT JAPAN 2014年5月21日 17時7分


[スポーツソウルドットコム|ソン・ジヨン記者] 「パク・ヘイル、シン・ミナの心の中には、まるで老人が座っているようです」これは映画「慶州」を通じて初めてロマンチック・コメディに挑戦するチャン・リュル(52)監督が、主演の二人のとなりにして言ったコメント。さわやかなイメージの女優シン・ミナ(30)と、韓国女性たちの間で理想のタイプ1位に選ばれる俳優パク・ヘイル(37)を「老人」と描写したチャン監督は、「二人のおかげで、50代の私が、まだいけるなあ~と思いました」と冗談口を叩いた。突然「老人」になってしまったパク・ヘイルとシン・ミナが照れ笑いを浮かべたが、監督があえてそう言うには、それなりの理由があった。

21日午後、ソウル・紫陽洞(チャヤン・ドン)にあるロッテシネマ建大入口店では、映画「慶州」(監督:チャン・リュル、制作:インベントストーン・リュルフィルム、配給:インベントディ)の製作報告会が開かれた。会見にはチャン・リュル監督と主演のパク・ヘイル、シン・ミナが出席した。
映画「慶州」は、カンヌ、ベルリン、ベニス、世界3大国際映画祭を席巻したチャン・リュル監督が初めて挑んだロマンチック・コメディで、公開前から映画ファンたちの期待を一身に受けている作品。また、忠武路の代表演技派俳優パク・ヘイルと、シン・ミナが主演として初めて息を合わせることで熱い関心が寄せられている。
物語は、仲良しだった先輩が突然亡くなり、7年ぶりに帰国することになった北京大学の教授のチェ・ヒョン(パク・ヘイル)が、7年前その先輩と一緒にみた春画のことを思い出すことになり、衝動的に慶州へ向かうことになる。そこでチェ・ヒョンは、春画が飾っていた喫茶店を訪れ、店の女主人コン・ユニ(シン・ミナ)と出会うことになって、二人は1泊2日の間、怪しいながらも奇妙な関係に発展していく。

製作報告会に出席したパク・ヘイル、シン・ミナは、相変わらずのビジュアルを自慢。それぞれの魅力を発散した。特に09年映画「10億」以来、しばらくスクリーン活動がなかったシン・ミナは、今回5年ぶりに「慶州」でカムバックすることになって、格別な感想を率直に打ち明けた。
彼女は「次期作を選択することにたくさん悩みました。ファンのみなさんに新しい面貌をお見せしたかったし、その中で幸運にもチャン・リュル監督の『慶州』に出会えました」としながら「撮影当時は、演技にすごく欲張っていました」と強調。久々の復帰に期待を寄せた。

シン・ミナはチャン監督にも感謝の気持ちを伝えた。彼女は「作品の中では、神秘的な女、コン・ユニという人物を演じさせていただきましたが、ありがたいことに、監督は私が持っている神秘的な面貌をみて抜擢してくださったようです(笑)」とハニカム笑顔をみせた。続いて「ユニを表現するために監督といろいろな話を交わしました。おかげさまで、演技に大きく役立てることができました」と感謝した。
パク・ヘイルも今作を選んだ理由を説明した。彼は「普段から監督のファンでしたので、監督の作品をよくみていました。そうするうちに幸運にも、ユン・ジンソさん(女優)を介してシナリオを読むことになって、キャスティングというよりは自然に出演することになりました」と述べた。続いて「シナリオはとても愉快でした。なんだか気楽な気持ちでしたし、チェ・ヒョンという人物に自分が自然になっていく気分でした」と付け加えた。

彼は「慶州」で初共演になったシン・ミナに対して、「この映画を通じて、20代のシン・ミナではなく、30代になってもっと成熟されたシン・ミナに出会えました。とても光栄に思っています」と絶賛しながら、作品への満足感を示した。
チャン監督も二人役者に対して「深い味」を高く評価しているようだった。彼は「以前から二人のことが気になっていましたし、すごく好きな役者さんでした」と言いつつ「映画を撮ると、とても長い時間を現場で一緒にします。多くの作品を撮りながら感じたのは、役者の演技力も重要ですが、現場のことを考えてまずは人柄を見る」とし、「そのような面で、パク・ヘイル、シン・ミナさんは、この作品をともにすることになりました。そして50代の私より、もっと老人のような二人でした」とにっこり笑った。おそらく監督は、二人の役者が持つ“大人しい”魅力を強調したかったようだ。
映画「慶州」は、来月12日韓国で封切りする。

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