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[SSprism]「KARA PROJECT」初放送、「初めのひとさじでは、お腹は満たされない」

THE FACT JAPAN 2014年5月28日 19時0分


[スポーツソウルドットコム|イ・ダウォン記者] 「初めのひとさじでは、お腹は満たされない」

メンバーの相次ぐ脱退で陣痛を経験しているガールズグループのKARAが、韓国のケーブルチャンネルMBC Musicとタッグを組んだ新しいオーディション・サバイバル番組KARA PROJECT ― KARA The Beginng」(以下、KARA PROJECT)で再生を図っている。その第一歩となる「KARA PROJECT」の第1話は、7人のBABY KARA(新メンバー候補者)が夢に向けた切実な思いと、その奮闘ぶりがブラウン管いっぱいに見られ、6週間の厳しい旅程を予告した。

27日の午後6時から放送された「KARA PROJECT」の初回は、BABY KARAたちが率直な心境を語るインタビューから、とんでもない初のミッションなどまで、アーティストになるための可能性を図るさまざまな風景がリアルに描かれた。スターになりたい理由は千差万別だったが、KARAの新しいメンバーになるという目標には、みんなは強い欲求を示した。
まだ子どものような未熟さもあるBABY KARAだが、夢に向かう信念は確固たるものだった。候補者の一人、ヨンジは「これが最後という気持ちで挑戦しました」としながら「私が事務所を変える過程で、親はたくさん苦しんでいました。今回の挑戦で傷つかれることもあると思いますが、それは覚悟の上で臨むつもりですので、必ず耐えられると思います。KARAは今の私にとって、掴めなければならない最後の夢です」と抱負をみせた。
SBSオーディション番組「K-POPスター」の出場歴があって話題になったユジは、「子どもの頃からダンスには自信がありました。KARA先輩は学ぶべきところがたくさんあって、私には百科事典のような存在です。先輩たちのようになりたいと思います」とKARAへの愛情をみせた。ハラの相似形として有名なソミンは、「ハラ先輩のようになりたいですが、まだまだです。PURETTY活動当時、コンサート場には空席ひとつもありませんでした。本当に尊敬しています」と思いを伝えた。
新しいメンバーに対するファンの厳しい視線に、BABY KARAは「うまく乗り越えていく」という前向きな姿勢も見せた。シユンは「KARAが新しいメンバーを抜擢した時は、反対する声もあるかと思いますが、時間が経てば克服できると思っています。私にとってKARAは星のような存在です。必ず先輩たちのようになりたいです」と強い意志を見せた。

しかし、情熱と才能は別のもの。実際ミッションが始まると、プロとアマチュアの差が明らかになった。彼女たちに渡された最初のミッションとは、KARAのヒット曲『STEP』を練習して、観客がいっぱいいるステージに上がること。それに挑むBABY KARAは、一見大きなミスはないようで無難にやっていると思いきや、審査員たちの鋭い視線は避けられなかった。予想もよらぬ酷評と相対的な評価の間で、各メンバーは悲喜を味わうこととともに、これからの険難な旅程を予感した。
ユジは、「自分自身に失望しました。評価を受けることで欲を出しすぎたのが問題でした」と惜しい気持ち伝えつつ「今回のミッションで、ステージに立つことは思っていたよりずっと難しかったことを実感しました」と心境を吐露した。
今回の放送でBABY KARAは、初々しい魅力をアピールする一方で、”スター性の不足”も感じさせた。初めから完ぺきさを求めるには無理があるだろう。ファンに認められるまで、まだ道は遠い。しかし、このような短所は、候補者たちが6週間のミッションを経て「換骨奪胎」する過程を劇的にみせられる装置にもなる。
BABY KARAたちが繰り広げる熱き競争は、KARAが抱く危機を超えられる起爆剤になるのか、今後が注目される。

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