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T-ARAの沈没!“あの日”以来、彼女たちの翼は折れたのか

THE FACT JAPAN 2014年6月3日 14時33分




[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] “あの日”の余波は大きかった。2009年にデビューしたT-ARAは、K-POP界のガールズグループの中にも高い人気を博したグループだったが、“いじめ疑惑”の余波でその翼が折れたのだ。
T-ARAは先月、チームの末っ子・ジヨンを初のソロ出撃メンバーとして出させた。所属事務所とファンの期待は大きかった。最近最も'ホット'なヒットメーカー・イダンヨプチャギ(二段横蹴り)の楽曲に、既存のチーム活動で見せてきた以上の破格なセクシー・パフォーマンスで“男心”を必ず捕らえる、そういう強い意志も見られた。
しかし、先月20日に公開されたジヨンの初ソロ曲『1分1秒』は、期待以下の成績。セクシーパフォーマンスが話題を集めただけで、あっと言う間にその存在感が消えた様子だ。意欲的に出撃したものとしては期待値に満たない成績である。
これはジヨンだけの問題ではない。“あの日”以来、ドン底まで墜ちたT-ARA全体のイメージは、アルバムの成績に悪材料として働いている。
問題の“あの日”は、2010年の夏にさかのぼる。同年7月末、東京武道館公演以後、T-ARAメンバーたちが当時のメンバーだったファヨンをいじめしているという疑惑が浮上し、一瞬のうちにネット上を炎上させた。
いじめ疑惑は芸能界を超えて社会的問題にまで拡大され、T-ARAは“世間知らずなアイドル”に転落した。メンバーたちと所属事務所のコアコンテンツメディア側は、事態を把握した後、謝罪に乗り出したが、一歩遅れだった。火に油を注ぐ結果になったのだ。
そしてコアコンテンツメディアのキム・クァンス代表は、解決策としてファヨンの脱退を公式に発表し、T-ARA内のいじめ存在説とメンバー間の不和説について重ねて否定したが、T-ARAを巡る騒動は8月まで続いた。その状況で所属事務所側はT-ARAのカムバックを押し付けた。ファヨンを除いた6人のメンバーは、同年9月に新曲『SEXY LOVE』を発売。アンチファンと正面対決を試みた。
だが、恐ろしいくらい冷たくなったファンの心は、T-ARAの音源成績にそのまま影響された。“あの日”以降、T-ARAが発表した新曲を見ると、『SXEY LOVE(2012.9)』、『BIKINI(2013.8)』、『Number Nine(2013.10)』、『私、どうしよう(2013.12)』、『FIRST LOVE(2014.2)』などで、着実に歌謡界のドアーをノックしてきたが、以前のヒット曲のような成績には及ばなかった。
さらに目を引くのは、“あの日”以降のすべての新曲は、イダンヨプチャギやシンサドンホレンイ、チョ・ヨンスなどの人気作曲家の作品であることだ。各アルバムのリード曲だった『SXEY LOVE』、『Number Nine』、『私、どうしよう』は、先に発表されたT-ARAのヒット曲の中で最も多く手掛けていたシンサドンホレンイの楽曲。また、最近の音源チャート1位を総なめにしているイダンヨプチャギも、T-ARAと出会うと、その力が半減するようだ。『BIKINI』に続いてジヨンに『1分1秒』を作ってあげたが、その名前に相応しくない成績にとどまっている。
こうした中でメンバーのヒョミンがソロ出撃を予告した。まだ新曲はベールに包まれているが、作曲家と曲名は公開された。リード曲は『NICE BODY』でK-POP界のトレンディメーカーと呼ばれる“勇敢な兄弟”の楽曲だという。2日に公開された予告写真だけを見れば、セクシーながらもT-ARAならではのスポーティで若々しい魅力が盛り込まれるようだ。
カギは、ヒョミンが沈没しているチームを水面上に引き上げることができるのかだ。“あの日”以降、翼の折れたT-ARAが、ソロ活動に突入するヒョミンをターニングポイントにして復活することができるだろうか。今後が注目される。

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