[スポーツソウルドットコム|キム・ガヨン記者] 俳優ハ・ジョンウと監督ユン・ゾンビンが再び息を合わせた。もう4度目の作品。さらに久しぶりにスクリーンに戻ってくるカン・ドンウォンも合流した。ユン・ゾンビン監督とハ・ジョンウ、カン・ドンウォンという異色の組み合わせは映画「群盗:民乱の時代」をヒットさせるのだろうか。
10日午前、ソウル江南区(カンナムグ)にあるメガボックスCOEXで、映画「群盗:民乱の時代」の制作報告会が開かれた。同席にはユン・ゾンビン監督と主演のハ・ジョンウ、カン・ドンウォンをはじめ、マ・ドンソク、チョン・マンシク、チョ・ジンウン、キム・ソンギュン、キム・ジェヨン、ユン・ジヘなどの出演陣が参加した。
特にハ・ジョンウは、「許されざる者」(2005年)、「ビスティ・ボーイズ」(2008年)、「悪いやつら」(2012年)に続き、今作でもユン・ゾンビン監督と息を合わせた。それが二人のチームワークに関心が集まる理由だ。
同日の制作報告会でハ・ジョンウは「ユン監督とは4度目の作品になります。監督との作品作りはとても楽しくて、いつも興味深い部分があります。ドキドキする気持ちでともにすることになりますね」とし、「同映画を選択した具体的なきっかけは、キャラクターでした。シナリオも明快でぴりっとした味がありますが、何よりもキャラクターが段々成長して、とても魅力的に感じました。俳優なら誰もが欲しがるキャラクターでした」と付け加えた。
ハ・ジョンウは同映画で、怪力を持つドチ役を演じる。これまでさまざまなキャラクターを演じてきたハ・ジョンウは、今作を通じてさらに強烈な姿を披露する予定。彼は「キャラクターを監督と相談しながら準備するとき、どうすれば役に立つだろうか、主演俳優として映画を牽引していくことができるだろうかについて、いつも悩みました。今回の作品でも同じく、役作りに色んなことを考えて、少しずつ完成していきました」と付け加えた。
髪を坊主頭に剃るまで同映画に対する情熱を見せたハ・ジョンウは、厳しい撮影だったと告白した。彼は「撮影しながら最も難しかったことは、馬乗りとひげの扮装でした。馬は、乗ることだけでなく、最大速度で行う撮影が多かったので、本当に大変でした。昔、時代劇を撮影したときに馬から落ちた事故があって“絶対に馬に乗らない”と思っていましたが…撮影する6ヶ月前からそのトラウマを克服するためにカウンセリングから始めました」と笑いを誘った。
一緒に息を合わせたカン・ドンウォンについては、「彼は、カメラの前でも魅力的な俳優ですが、日常でも魅力的な男でした。何よりもとてもマッチョ的な性向を持つ男でした。外観とは全く異なる姿を見て、本当に驚きました」と第一印象を打ち明けた。
これを受けたカン・ドンウォンは、「ハ・ジョンウ先輩は現場で本当におもしろいです。愉快な先輩です」とし、「撮影現場でとても自由に取り組む姿を見て、びっくりしました。見習うことをたくさんある先輩だと思いました」と高く評価した。
ハ・ジョンウとカン・ドンウォンの魅力的な演技変身が期待される映画「群盗:民乱の時代」は、朝鮮王朝後期を舞台に貪官汚吏が幅を利かせる世の中を痛快に覆す義賊のアクション活劇を描いた作品。来月23日に韓国で公開される予定だ。