JYJ(ジェジュン、ユチョン、ジュンス)が、広報大使を務める「第17回アジア競技大会」の関連記者会見が1日、ソウルにあるミレニアム・ヒルトンホテルで行われたなか、所属事務所のC-JeSエンターテインメントが遺憾な気持ちを明らかにした。
C-JeS側は同日午後、本誌に「昨年JYJは『第17回アジア競技大会』の広報大使に委嘱された。当時大会の組織委員会の会長を含め、広報担当者らは、広報大使の任命とともにJYJの開閉式の出演をもちろん、フィナーレステージも約束した」と説明した。続いて「JYJは本大会の公式主題歌である『Only One』を発表し、ミュージックビデオも撮影した。また最近は、ノーギャラでCM撮影も進行するなど、大会を知らせるさまざまな行事に積極参加してきた。昨年は、ベトナムのハノイと中国の広州でショーケースも開いた」と強調した。
ところが、本大会と関連した同日の記者会見では、開会式の総演出を務めるチャン・ジン監督が「まだ確定していないため、この場では発表しなかった」と明かした。広報大使であるJYJを記者会見には呼ばず、出演可否が未定であるという。
これを受けC-JeS側は「1年におよぶ時間の間、アジア競技大会の顔と広報したJYJを、記者会見にも呼ばず、具体的な言及もなかったことは、常識的に納得できない。大会広報のために1年も活動して、主題歌まで歌ったアーティストが、開会式前のイベントだけに出演するということは理解できない」と訴えた。
以下は、C-JeS側が伝えてきた意見書の全文
報道関係者各位
本日午後に行われた「第17回アジア競技大会」の開閉式の記者会見と関連して、訴状をお送りします。
去る2013年の2月、JYJは「第17回アジア競技大会」の公式広報大使に委嘱されました。本アジア競技大会の組織委員会は、「アジア競技大会の認知度拡散と、アジア全域への海外広報に拍車をかけるために、アジア圏域で人気を集めているJYJを委嘱する」と、当時記者会見を行っています。
JYJの広報大使の役割を論議する過程で、当社は組織委員会の広報マーケッティングエージェントと協約書形態の用役契約を締結し、その内容には「国内外で行われるアジア競技大会の関連行事において、JYJと事前に合意する」という条項と「甲は、アジア競技大会の開閉式と海外メディア対象のコンファレンスで、K-POPスターなどの韓国アーティストを渉外する場合、JYJを最優先し考慮する」という条項があります。また、当時組織委員会の会長を含め、広報担当者らは、広報大使の任命とともにJYJの開閉式の出演はもちろん、フィナーレステージを約束しています。
その後JYJは、「第17回アジア競技大会」の公式主題歌である『Only One』を発表し、ミュージックビデオを撮影。最近はノーギャランティーでCM撮影まで進行しながら、大会を宣伝することを積極的に取り組んできました。また昨年10月のベトナム・ハノイと11月の中国・広州では、本大会をアジア全域に知らせるショーケースにも参加しました。ただ11月に予定された海外のアジア競技大会関係者らが集まる行事の場合、出席を決定した状況で、フィリピンで天災地変があったため、行事のすべてが取りやめとなりました。
一ヶ月前、当社は組織委員会との打ち合わせで、JYJが広報大使として仁川アジアードメインスタジアムでの開場式イベントと、演出監督と同席する開閉式の関連記者会見に出席可否を聞かれ、私たちはスケジュールを調整して出席すると伝えております。しかし、その後は、各イベントに関する追加連絡がなくなり、理由も分からず、今日ありました記者会見に関する内容も共有してもらえませんでした。
最近の電話連絡で、組織委員会は「演出案は確定したことがない」と言いました。しかし、今日の記者会見で組織委員会は「第17回アジア競技大会の開閉会式に、スター出演陣が積極参加」という報道資料を配布し、その内容には、公式広報大使であるJYJの内容はありませんでした。また記者会見で「演出の順番について検討中という話ではなく、出演可否も検討中」という答弁を受けています。
組織委員会は私たちに開会式と閉会式のフィナーレステージを約束しています。数ヶ月前は、フィナーレの場合、歌手のPSYさんと一緒にステージに立つという意見があり、私たちも大先輩で国民的にも大きな意味があるPSYさんであるだけに、もし一緒にステージに立つことができるなら、とても光栄なことだとを伝えております。
アジア競技大会の組織委員会は、当社と協議した約束を履行しなければなりません。組織委員会が公共の目的で設立された組織なら、「義理」と「信義」を守るべきだと思います。40億アジア人に、1年を越える時間をアジア競技大会の顔と宣伝したJYJを、開閉会式の記者会見で除外させ、言及もしなかったことは、常識的にも納得できないことです。
今後この件について、JYJを広報大使として選定した職員さんに責任を転嫁したり、開会式・閉会式の式前イベント出演だけで、当社との約束を履行したかのように弁解するなら、それは手のひらで空を遮ることです。アジア競技大会の広報のために1年以上を活動し、主題歌を歌ったアーティストが、式前のイベント出演だけで終わるということは、常識的に誰もが納得できない部分であります。
ご存知のように、私たちは2011年7月、済州島7大景観・広報大使職を遂行する時も、航空券予約やキューシートまで受け取っている状況のなか、イベントの前日に訳の分からない理由で参加キャンセルの連絡を受けたことがあります。
昨年5月、組織委員会と広報大使としての活動と関連して、初めて行われた会議のことを思い出します。「私たちは、これまで知ることのできない外圧より、大変なことを経験している。そのため今回のアジア競技大会にも、また同じのようなことが起きるか不安だ。もし、そういうことがまたも発生する場合は、JYJだけではなく、彼らを愛してくださっている国内外のファンのみなさんにも傷つけることになるので、事前に約束した内容を履行できないなら、このことはなかったことにしたい」と伝えました。そして組織委員会の実務陣らは、これまであったJYJの活動妨害に関するさまざまな事例に慨嘆し、「今回のアジア競技大会には、絶対にそうならないはず」と言い切りました。
当社は、今回「第17回アジア競技大会」の組織委員会との約束不履行が、これまでJYJが経験してきた非常識的で不公正な外圧による決定ではないことと願っています。また多くの方々には、正当ではないこの事件に対して、どうか耳を傾けてくださることを切実に呼びかけたいと思います。
THE FACT|パク・ソヨン記者