「東方神起の元メンバーだったジェジュンさんがユンホさんのドラマ『夜警日誌』より先に『トライアングル』を通じて演技力を見せてくれましたが、どうみていますか?」
JYJのジェジュンが出演したことで話題を呼んだ「トライアングル」が昨日、視聴率1位の成績(10.5%)で終了した。その後番組として来月からスタートするドラマが、東方神起のユンホが主演に務める「夜警日誌」。
かつて同じグループに所属して全世界に韓流熱風を巻き起こした二人だが、今は同じ舞台で立つことができない妙な間柄になった。そんな二人がバトンを受け継ぐような形で同じ放送局の同じ時間帯のドラマに出演する。東方神起の2人とJYJの3人が歌手、演技、ミュージカルなどの全分野で旺盛に活躍しているが、こういう形で連携(?)する姿は、別の道を歩むことになった以来、始めてだ。
29日、ソウルの63ビルで開かれたMBC新月火ドラマ「夜警日誌」の制作発表会には、ユンホをはじめ、チョン・イル、コ・ソンヒ、ソ・イェジなどの主役たちが参加し、さまざまな質疑応答に臨んだ。しかし、こういう背景もあってユンホにはジェジュンと関連した質問が集中した。ユンホにとっては多少困難な状況になるかも知れないが、彼はもうデビュー10年目の芸能界大先輩。ユンホは特有の余裕で毅然とジェジュンの質問に対処した。眉ひとつひそめず特有の笑い声と大きなジェスチャーで堂々と答える姿が印象的だった。
ユンホを狙った最初の質問は、「アイドル出身のキム・ジェジュン、イム・シワンなどが『トライアングル』で活躍しているが、これを見た感想はどうだったのか」。ユンホは、「日本から帰ってくるところだったので、時々探して観ました。お二人が演技されている姿をみて、僕ももっと頑張らなければと思いました」と迂回的な答えを出した。続いて彼は「「『トライアングル』が『夜警日誌』の前番組でしたので、今作から良い影響が与えられたら嬉しいです」と付き加えた。
“ジェジュン”の名前を直接言及しなかったが、良い目線で見守っているという気持ちをためらうことなく表現したのだ。困った様子は全く見られなかった。終始笑顔で応対し、まるで大物のオーラが彼から感じられた。
次はもっと突っ込んだ質問だった。「ジェジュン、ユチョンなどの東方神起の前メンバーらが多様な演技活動を広げ、韓流ファンにアピールしている。それに対する負担はないのか」と尋ねると、彼は大きく笑いながら「全然」と即答した。
続いて、「『夜警日誌』は、海外のファンに韓国文化をよりよく知らせることができるドラマです。歌手は舞台の上で、3分という短い時間の間でインパクトを見せなければなりませんが、今回の作品は、韓国の魅力をたくさん、長くアピールする機会だと思います」と躊躇うことなく答えた。
ユンホは、すでに予想していた質問だったようにすらすらと答えた。公式席上で、堂々と言いながらも議論になる可能性がある争点は、迂回的な言葉と余裕で避けた。ユンホの“ジェジュン質問対処法”が引き立って見えた瞬間だった。
一方、ドラマ「夜警日誌」は、朝鮮時代を舞台に、幽霊を利用しようとする者、幽霊を否定する者、そして幽霊を追い払おうとする者など、この3つの勢力の中で繰り広げられるロマンス活劇だ。「トライアングル」の後番組として、8月4日(月)夜10時、韓国のMBCチャンネルで初放送される。
THE FACT|イ・ダウォン記者