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【企画取材】芸能業界にとって「社会貢献」という意味とは?

THE FACT JAPAN 2015年7月10日 15時24分


ソウル市内の新しく出店する免税店の入札が財界の話頭になっている。10日にその蓋が開けられる“金の卵”のような事業権をとるために、韓国屈指の財閥2世たちが競争し、連日ニュースのヘッドラインを飾る。特に、財閥の地形図を変えられる事業権の評価項目の中、共生および社会還元部門が変数になれるという分析によって、挑戦状を出した各企業は、これまで微々とした寄付額を1年で何倍にも大幅引き上げるなど、今後は寄付活動に力を入れるという約束を掲げて視線を集めた。なら、韓国の上場企業の中、芸能プロダクションは収入のうち、いくらを社会に寄付するだろうか。<THE FACT>は、大衆からの愛を収益の源にする芸能プロダクションの社会貢献活動を点検してみることにし、韓国3大芸能プロダクションであるSMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントを対象に取材した。-編集者-
芸能コンテンツは、成長期にいる青少年たちにいろいろと影響を与えられる事業分野であるだけに、社会的な副作用も細かく診断して行うべきという指摘が提起されている。この事業群に該当する会社の場合、売上増大にだけ集中するのではなく、社会貢献にもより力を入れるべきという主張が説得力を得ているからだ。
SMエンターテインメントは、昨年から今年の上半期まで、およそ60回以上を社会貢献活動に参加したことと確認された。代表的な事例は、「2014年アジアパラ競技大会」の公式サポートと、サムスン(SAMSUNG)とともにした移住女性の母国訪問事業だ。
所属アーティストとしては、少女時代のメンバー・ユナが、1億ウォン以上を寄付した高額寄付者らの集いである“Honor Society”の会員として活動しており、SUPER JUNIORのメンバー・シウォンは、ソウルの厚岩洞にある児童福祉センター“ヘシムウォン”で個人的にボランティア活動を行っている。芸能活動がない時は時々知人らと一緒にここを訪れて子どもたちの面倒をみている。

「右手のやることを左手に知らせてはならぬ」SMの関係者は最近、<THE FACT>とのインタビューで、「正直、所属アーティストのボランティア活動を知せるのは負担がある。彼らが自分でやりがいを感じながら行っていることを、あえて公にする必要はないと思う。むしろ、返って変に思われてイメージに打撃を与えるのではないかと憂わしい」と話した。

JYPエンタのmiss Aのスジも、貧しい人たちのために持続的な寄付活動を続けていると伝えられた。JYPの関係者は、「大きくはないが、スジは個人的に寄付活動を続けていて、その期間も短くない」と明らかにしつつ、「所属アーティストたちは事務所と社会に知らせず、静かに自分で才能寄付とボランティア活動、寄付活動を行っている。“右手のやることを左手に知らせてはならぬ”ということばのように、所属アーティストたちは自分からそれを明かさず、寄付活動にやりがいを感じながら働いている」と伝えた。
YGエンタは昨年、会社設立18周年を迎え、ヤン・ヒョンソク代表の宿願事業だった非営利財団法人「茂朱YG財団」を設立した。YGの関係者は最近、本誌とのインタビューで「ヤン代表が同財団に寄付した10億ウォンは、単純な寄付で伝達するのではなく、貧しい環境におかれた青少年たちをいろいろな部分で支援する社会貢献プログラムで使われている」と説明した。
また、「茂朱YG財団」は今年の上半期に梨花女子大学と、学校暴力の被害者および加害者青少年のために音楽情緒支援事業を進行しており、下半期にはエンターテインメント人材養成支援事業と、音楽、旅行、人文学を通じた青少年自我成長支援事業とグローバルK-POP文化教育支援事業を展開する予定だ。
社会福祉共同募金会“愛の実”によると、最近まで募金活動に参加した芸能人を含む放送関係者は、のべ843人で923億ウォン(約99億6千万円)を寄付した。その中、俳優のパク・ヘジン、キム・ボソン、女優のスエ、歌手のヒョンスク、インスニ、ユナ、スジが“Honor Society”の会員に登録されている。“愛の実”の関係者は、「有名人の寄付は、分け合うという文化を伝播し、広めるにとても重要な役割をする。特に青少年たちに影響を与える人気芸能人の寄付は、それによる人性教育の側面でも非常に肯定的なことと考えられる。これからもよりたくさんの方々の寄付が活性化されることを願う」と伝えた。
THE FACT|イ・スンウ記者

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