5人組ロックバンド、FTISLAND(エフティーアイランド)が、6月24日、東京・日本武道館で4月27日の大阪・大阪城ホールよりスタートしたツアー「FTISLAND Arena Tour 2016 -Law of FTISLAND:N.W.U -」ファイナル公演を行った。今回のツアー5公演で約5万人を動員した。厳かな鐘の音が響くと聖歌のようなホンギのコーラスが天から響き渡る中、FTISLANDの5人が登場。「今日も大きい声出してくれよ!」というホンギの声で『AQUA』がスタート。ホンギのコールに合わせてジャンプし、タオルを回し、コーラスを歌い、レスポンスを返すというファンとの一体感で、序盤から大盛り上がりのライブとなった。前回の愛知公演までは、アルバム「N.W.U」の11曲中10曲を披露したが、ファイナル公演では、ついに漏れていた『imagine』がアンコールに加えられ全曲をクリア。今回は「N.W.U」の楽曲を中心に、すべて日本語曲で構成され、初夏にピッタリの『NEVERLAND』と併せて2曲がファイナルのために追加された。MCでは、「もうすぐ韓国でアルバムが出ます。『N.W.U』も本気のアルバムだけど、このアルバムでも僕らが作詞・作曲を頑張った。勝負作です!」とジョンフンが自信をうかがわせると、「『I WILL』から好きなことができるようになった。今度のタイトル曲も日本の曲に比べるとハードなんです。めちゃくちゃいいので楽しみにしてください」とホンギは、未公開の韓国新曲をワンフレーズ歌うというサービスぶり。また、トークの中に「曖昧」という言葉が出てくると、『曖昧な存在を~』と本公演では演奏しない『LIFE』を歌い出すホンギに、ファンも続いてアカペラで大合唱。「今回のライブで可能性がどんどん広がっているのを感じてる。次は『LIFE』もやるね。皆さんと話したことが、形になるとうれしい」とファンと約束するというシーンも。そして、アンコールで「緊急発表!『FTISLAND AUTUMN TOUR 2016 -WE JUST DO IT-』開催決定」と、9月2日の大阪・オリックス劇場を皮切りに、全国8都市12公演、10月12日の日本武道館までの次のツアーが発表され、ファンも大熱狂。さらに8月17日に発売されるニューシングル「JUST DO IT」が流され「シンセが入ってるすぐノレる曲。他にもジョンフンのハードなロック、久々のミンファンのバラードも入っている」とサプライズで新曲の初公開も行った。ダブルアンコールも終え、最後にホンギとジェジンのふたりがステージに残り、ライブ最後の恒例の儀式をファイナルはふたりで。静まり返った武道館にオフマイクで「みんな、ありがとー!」と叫び、「-Law of FTISLAND:N.W.U-」ツアーの幕は閉じた。THE FACT JAPAN|野崎友子