[スポーツソウルドットコム|イ・ダウォン記者] ガールズグループWonder Girlsのソヒ(21、実名:アン・ソヒ)は、もはやアイドルの境界を超えていた。またSBS話題作「君の声が聞こえる」で“ミン・ジュングク”に扮して完ぺきな悪役を演じた俳優チョン・ウンイン(42)も、ロマンシストとして新しい魅力を発散した。20歳という年齢差を超えながら、中年男性に突然訪ねてきた恋のときめきを愛しく描いたKBS2TVドラマスペシャル「Happy!ローズデー」のチョン・ウンインとソヒは、本来のイメージから成功的変身を果たして、真夏の夜を過ごす多くの視聴者にほのかな感動を与えた。
14日夜放送された「Happy!ローズデー」では、夫婦に扮したチョン・ウンインとソ・ユジンの行き交う愛から物語が始まった。中年既婚男のチャヌ(チョン・ウンイン)は、お花屋の店長であるアルム(ソヒ)に惹かれてしまい、久々に恋のときめきを感じる自分と遭遇する。彼は爽やかな魅力のアルムに魅了され、起こってはいけない事故のような運命を迎える。
アルムも、配慮があって優しい性格のチャヌに好感を覚えた。彼女はチャヌと生花をしたり、ふたり酒をしながら一つずつ愛の思い出を作っていった。妖艶な仕草をみせるアルムをみながら、ときめきを感じれば、周りから二人を援交と誤解すると、アルムの応援につい喧嘩に乗ってしまうチャヌの意外な面貌が見られた。アルムの母親が亡くなると、チャヌは誰より力になってあげた。そして二人の恋の感情はさらに深まっていった。アルムはチャヌの肩に押しかかりながら「おじさんみたいなお父さん、お兄さんがいたら嬉しいなあ、いや夫がいるといいね」と告白して、ブラウン管をピンク色に染めた。しかし、偶然チャヌの家族写真をみてしまったアルムは、現実の壁に気がつき、彼から離れることを決心する。アルムは花屋を整理した後、チャヌに対する気持ちを込めて最後の花束を作った。彼女は「お花って色んな意味があるけど、愛という意味をいっぱい込めておじさんに送ります」と叶えられない気持ちを伝え、チャヌは涙を流しながら夏の夕立のような恋から離れた。一方、チャヌの妻であるガヨン(ソ・ユジン)も、元彼だったドフン(キム・ドヒョン)に再び惹かれてしまい、家庭の危機を迎えた。しかし“夢”のようなロマンスから目が覚め、チャヌとともに平凡な日常に戻る。
ドラマスペシャル「Happy!ローズデー」は、幸せのない結婚生活の一面と中年男性のときめくロマンスを描いて、新鮮なラブストーリーを完成した。“夫婦同士の浮気”という刺激的な素材だったが、単幕劇特有の感覚的な演出でちゃんとした物語に仕上がった。またイメージ脱出に成功したソヒとチョン・ウンインの見事な演技が加われ、見どころ満載な60分を作った。