ル・モンド ★★★★★『スノーピアサー』は、エンターテインメントでドラマティックかつ、理論的な側面を兼ね備えた作品だ。
パリジャン ★★★★★SF映画の宝石!
テレラマ ★★★★今年公開された世紀末ブロックバスター映画のなかで、『スノーピアサー』は最も感激させる作品だ。
[スポーツソウルジャパン|編集局] 『殺人の追憶』(03)『グエムル-漢江の怪物-』(06)『母なる証明』(09)と作品を発表するごとに、斬新な映像、緻密な構成、完璧なストーリーテリング力で観る者を圧倒し、世界がその才能に注目する監督ポン・ジュノ。若き鬼才が初めてインターナショナル・キャストを迎え、英語作品として世界に発信する『スノーピアサー』。2014年2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショーとなる。すでに公開された韓国では900万を超える大ヒットを記録し、10月30日、フランスで世界2ヶ国目となる公開を迎えた。
フランスでは307スクリーンで公開され、11月3日までの週末4日間で『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『ゼロ・グラビティ』『ターボ(原題)』といったハリウッド超大作に続いて堂々の初登場4位を記録。スクリーンアベレージは3位となっている。本作は、フランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」が原作で凱旋を果たしたと言えるが、フランスのメディアも10ものメディアが満点の5点を付けるなど、高評価を獲得している。
2014年7月1日、地球温暖化を防ぐため化学薬品が撒かれ、その結果、地球は新たな氷河期に突入。それから17年が経った2031年。地球上を走る列車「スノーピアサー」だけが、生き残った人類にとって残された唯一の生存場所となる。最後の人類を乗せたこの「ノアの箱舟」は先頭車両に乗る上流階級によって支配され、後方車両の乗客は奴隷のような扱いを受けていた。フランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」を原作にした本作は、アクション、ドラマ、サスペンス、哲学などあらゆる要素が絶妙なバランスで盛り込まれた超級の近未来SFエンタテインメントだ。
ポン・ジュノによる国際的なキャスティングにも期待は高まる。後方車両から先頭車両へと進むべく、革命を起こす主人公カーティスに、『アベンジャーズ』(12)の大ヒットも記憶に新しいクリス・エヴァンス。共演には、アカデミー賞女優ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサーを始め、ジョン・ハート、エド・ハリス、ソン・ガンホら実力派俳優が勢揃いしている。
【STORY】 2014年7月1日。地球温暖化を阻止するために、78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布され、地球上はすべて氷河期のように深い雪で覆われた。かろうじて生き残った人類は皆、一台の列車「スノーピアサー」に乗って地球上を移動し始める。17年後の2031年。その列車では、多くの人間が後方の車両に押し込められ、奴隷のような生活を強いられる一方、一部の上流階級は前方車両で、雪に覆われる前の地球と変わらない贅沢な生活をしている。そんな中、ひとりの男が立ち上がった。男の名はカーティス(クリス・エヴァンス)。彼は、仲間を引き連れて、自由を求め、反乱を試みて先頭車両を目指すのだが…。
監督:ポン・ジュノ (『殺人の追憶』、『グエムル-漢江の怪物-』、『母なる証明』)出演:クリス・エヴァンス(『キャプテン・アメリカ』シリーズ、『アベンジャーズ』)、ソン・ガンホ(『殺人の追憶』、『グエムル-漢江の怪物-』)、ティルダ・スウィントン(『ナルニア国物語』シリーズ、『フィクサー』)、オクタヴィア・スペンサー(『ヘルプ~心がつなぐストーリー』)、ジェイミー・ベル(『ジェーン・エア』、『リトル・ダンサー』)、ユエン・ブレムナー(『トレインスポッティング』)、ジョン・ハート(『裏切りのサーカス』、『ハリー・ポッター』シリーズ)、エド・ハリス(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『トゥルーマン・ショー』)原作:「LE TRANSPERCENEIGE」 ジャン=マルク・ロシェット、ベンジャミン・ルグランド、ジャック・ロブ脚本:ポン・ジュノ、ケリー・マスターソン(『その土曜日、7時58分』) 撮影:ホン・ギョンピョ(『ブラザーフッド』)音楽:マルコ・ベルトラミ(『ワールド・ウォーZ』、『ターミネーター3』) VFX:エリック・ダースト(『スパイダーマン2』)2013年/韓国、アメリカ、フランス/125分 配給:ビターズ・エンド、KADOKAWA
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2014年2月7日(金)、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー