[スポーツソウルドットコム|キム・ハンナ記者] 俳優チャン・グンソクが変わった。大衆が自身に持っている先入観も分かっていた。“俳優”として跳躍したいという気持ちは新人に劣らないものだった。切実さに武装したチャン・グンソクはドラマ「きれいな男」を通じて韓国での地位を固めることができるのか。
18日午後2時、ソウル・江南区(カンナム・グ)のあるホテルではKBS2TVの新水木ドラマ「きれいな男」(脚本ユ・ヨンア、演出チョン・ジョンファ、シン・ヨンフィ)の制作発表会が開かれた。 同席でチャン・グンソクは、「危険な話になるかもしれないが、何が不足して何が溢れているかをよく知っている」と話始めた。彼は、「日本と中国では自由奔放なイメージだが、韓国では自分勝手な子供に見えるかもしれない」とし、「といって、国外と国内で違った行動をしたくなかった。あふれる部分である短所を長所に変えるため、『きれいな男』の出演を決めた」と説明した。
同日チャン・グンソクが最も多く言及された言葉が“俳優”だ。特に、韓国活動に渇きを感じているようだった。それもそのはず。中国、日本などのアジア諸国では俳優より韓流スターとしての公演を繰り広げて熱い愛を受けているのに対し、韓国内では“虚勢のグンソク”という別名な付くなど彼の立地が海外と若干異なっているからだ。
彼は、「チャン・グンソクの姿が欠点として浮上する可能性があることをはっきり認識している」とし、「しかし、緩急調節をしながら自分のキャラクターを完成していくところだ。まだ26歳だから、一つの作品の大ヒットで短命する一発屋ではなく、俳優チャン・グンソクで認めてもらいたい」と語った。続いて、「20歳のときから、スターになるのをほしいのか、俳優になるのをほしいのかという質問をたくさん受けてきた。私は“スター俳優”になりたい」と力強い抱負を明らかにした。
実際に彼の変わった姿は製作発表会のあちこちで見られた。マイクが機能しない時の厄介な雰囲気の中でも積極的に自分を知らせることに力を注いだ。共演者たちに「“きれいな男”ファイティングを叫びましょう」と先に提案したのも彼だった。チャン・グンソクは、「中国、日本などでたくさんの愛を受けている。ただ私の源、今の私を始めたところで、俳優チャン・グンソクとして記憶されたい」と言いながら、「グンちゃん(日本のファンがつけた愛称)でなく、チャン・グンソクという私の名前を取り戻したい」と強調した。
ドラマ「きれいな男」は、チャン・グンソクが去年5月放送されたKBS2TVドラマ「ラブレイン」以来、約1年6ヶ月ぶりで復帰する作品。グンソクの相手役には歌手兼女優のIUが息を合せ、女優ハン・チェヨン、俳優イ・ジャンウが共演する。「きれいな男」は、圧倒的ビジュアルと魅力を持つ魔性の男トッコ・マテ(チャン・グンソク)が、韓国上位1%の成功女10人の心を奪いながら、そこで築いたノウハウを通じて本物の“きれいな男”に成長していく過程を描いたドラマ。韓国で20日初放送される予定だ。