[スポーツソウルジャパン|安・ビョンチョル] 韓国と日本をはじめアジア全域で高い人気を誇るパク・シフが、「清潭洞<チョンダムドン>アリス」で日本のファンと久々に会うことになった。
パク・シフがカリスマのCEOに変身したドラマ「清潭洞<チョンダムドン> アリス」は、12月21日からKNTVを通じて日本で初放送される。
パク・シフをはじめ、ムン・グニョン(「メリは外泊中」)、ソ・イヒョン(「輝ける彼女」)、キム・ジソク(「ロマンスが必要2」)、ナムグン・ミン(「亀巖ホ・ジュン」)など超豪華キャスティングで大きな注目を集めた「清潭洞 <チョンダムドン>アリス」は、特にパク・シフの思い切った“壊れた演技”で韓国放送当時、連日話題を呼んだ。コミック演技だけでなく、喜怒哀楽を含んだ彼の感情演技に視聴者からは絶賛の声が絶えなかった。
そんな彼が、「清潭洞<チョンダムドン>アリス」の日本初放送を記念して<スポーツソウルジャパン>の書面インタビューに応じてくれた。今作を選んだ理由や共演者ムン・グニョンに対する思い、撮影中のエピソードの他、自分の演技観や今後の目標なども誠実に答えた彼は、日本のファンに対する挨拶も忘れなかった。
パク・シフとのインタビューを一問一答の方式で盛り込んでみた。
‐本作を選んだ理由を教えてください以前の作品の中にも、若干コミカルなポイントが必要な部分がありましたが、『清潭洞<チョンダムドン>アリス』のチャ・スンジョは、単純なコミカル演技ではない、喜怒哀楽を含んだウィットのあるキャラクターが魅力的でした。感情の幅がとても広く、多様な姿をお見せできるという自信がありました^^
‐思い切ったコミカルな演技で話題になりましたが、スンジョ独特の“壊れた演技”はどのように誕生したのですか?演出家と相談したのか、ご自身で考えたのか、何かを参考にしたのかなど・・・教えてください。壊れた??? 壊れていてもカッコ良くなかったですか?(笑)序盤では、台本に沿ったコミカルな演技をしていたとするならば、後になればなるほど、チャ・スンジョに同化していき、現場で僕自身も気づかないうちにアドリブが出てきて、また、そのような姿を脚本家の先生が見たり、聞いたりして、次の回には、それを反映してくれるといったふうに…チャ・スンジョが作られていきました。
‐撮影中、記憶に残るエピソードは? 『清潭洞<チョンダムドン>アリス』を撮影していた昨年の冬は、例年よりもずっと寒さが厳しくて、雪もたくさん降ったので、野外での撮影はもちろんのこと、室内でのシーンを撮るセットでも、セリフを言うたびに息が白く見えて、手や耳も赤くなって…。放送後、周囲の人たちが「なぜお金持ちの家のリビングと寝室で息が白くなってんだ?」と言われてしまいました(笑) それからタミー・ホンに醤油をかけるシーンでは、あまりにも役に没頭してしまったため、醤油を本当にたくさんふりかけてしまいました(笑)。
‐ムン・グニョンさんと共演した感想を教えてください。子役から活躍しているキャリアの長い女優さんですが、イメージどおりだったこと、イメージと違ったことなどがあれば教えてください。可愛らしい外見なので、とても幼い印象を受けたのですが、現場で息を合わせてみると、大人で、思慮深い方でした。何よりも相手を配慮するマインドが、ベテランらしい姿でしたね。
‐スンジョ特有の方言が誕生した秘話を教えて下さい。 (元々方言が上手だったですか?)方言を話すのは、もともと台本にはなかったんです。でも脚本家さんと話しているときに僕が忠清道(ルビ〓チュンチョンド)の出身だという話題が出て、スンジョの言葉が訛っていたら面白いね、とアイディアが生まれたんです。実際に演じてみたら、なんかうまくハマってしまいました。ちなみに僕は普段、あんなにオーバーに方言は使いませんよ(笑)。
-ネチネチして尾を引くタイプであるスンジョですが、パク・シフさん本人が考えてもこれは本当にダメ男だったと思うシーンは?う~ん・・・(しばし考えて)セギョンにメールを送ったが返信が返って来ず、そわそわ・・・爪まで噛みながら・・(笑)返信を待つ姿などでしょうか?
‐スンジョとパク・シフさんが似ている点と似ていない点は?チャ・スンジョも傍目は強がっていますが、その内面はか弱いところがあるように、僕の第一印象をみて、どこか冷たく見えるという話をたまに聞くことがあるのですが、心は温かいところ…ハハハッ~。それからチャ・スンジョほどではありませんが、身近な知人たちや心を許せる人たちと一緒にいるときは、ちょっとおもしろいということ…これくらいですかね…^^
‐『清潭洞〈チョンダムドン〉アリス』のみどころを教えてください。う~ん・・・(考え中)感情がUPしたりダウンしたりするチャ・スンジョのコミカルな演技と、壊れた姿が笑いを誘います。それに突然飛び出すスンジョの方言(笑)とか…。それから韓国で放送された当時、チャ・スンジョのスタイルも話題になりました。高価なオーダーメイドのスーツから、ダイアモンドがついているハンカチクリップだとか…。毎回放送されるたびに、“チャ・スンジョ ファッション”が検索ワードに上るくらいでしたから…。
‐2012年は『清潭洞〈チョンダムドン〉アリス』や映画『私は殺人犯だ(原題)』など、イメージチェンジした作品に挑戦しましたが、これまでにない演技を通して、役者としてどんな点が成長できたと思いますか?毎回、作品を一つずつこなす度に内面的、外面的にも少しずつ成長しているような気がします。その中でも特に『清潭洞〈チョンダムドン〉アリス』のスンジョ役は新鮮な経験にもなりましたし、初の映画、『私は殺人犯だ(原題)』もやはりデビュー当時からずっとやってみたい役だとアピールしてきたキャラクターでもありました。表現できる・・溜め込める感情の幅が広がった感じがします。
‐俳優になった後、一番幸せだった時は?そうですね・・俳優の仕事をしていなかった頃も幸せな人生だったと言える自信があるので・・・(笑) 俳優になった後は・・・やりたい作品を選んで実際にその役を頂いた時や、遠くの地方ロケ現場まで訪れて応援してくれるファンの皆さんを見ている時です。
‐演技以外に趣味を生かし本格的にチャレンジしてみたい事はありますか?運動と写真を撮るのが好きなので暇さえあれば趣味を生かしています。最近は特に旅行先で写真を撮る作家のように・・・カメラを片手に旅行に行ってみたいと思っています。
‐パク・シフさんにとって演技とは?演技とは・・?難しい質問ですね・・一生を共にする親友みたいな・・離れていると懐かしく、絶え間なく努力しなければならないそんな思いです。
‐どんな俳優になりたいですか?トップスター、韓流スター、ハリウッド進出など俳優として手に入れたいものはありますが・・何よりも長い間、演技をする・・真実性がにじみでる、また心を動かせるそんな俳優になりたいという思いがあります。
‐様々なジャンルや役をこなして来ましたが、今後チャレンジしてみたいジャンルや役柄は?鳥肌が立つような二重人格を持っている鋭いキャラクターやいつまでも話題が絶えない美しいラブストーリードラマ若しくは映画を必ず残したいです。
‐2014年日本活動についての計画は?まず、近々“KNTV”の『清潭洞〈チョンダムドン〉アリス』でお会いできますね(笑)。2014年は……う~ん、いろんな計画を準備しています!ひとつずつ実現していけるようにしますので、もう少しだけ待っていてくださいね。
‐放送を楽しみにしている日本の視聴者にメッセージをお願いしますこんにちは。『清潭洞<チョンダムドン>アリス』でチャ・スンジョ役を演じたパク・シフです。日本でも放送されること聞き…日本の視聴者の方々にどのように楽しんでいただけるかとてもドキドキしています。スンジョを演じてる間、愉快なキャラクターだったので毎日楽しく撮影しました。視聴者の皆さんにもその楽しい心がお伝えできたら嬉しいです^^『清潭洞<チョンダムドン>アリス』のチャ・スンジョ、そしてパク・シフもたくさん愛してください。ありがとうございます。
●作品情報12月21日(土)KNTVで日本初放送スタート放送日:本放送:毎週土日 午後8時45分~10時再放送:毎週月火 午前8時20分~9時30分 出 演:パク・シフ(『王女の男』)、ムン・グニョン(『メリは外泊中』)、ソ・イヒョン(『輝ける彼女』)、キム・ジソク(『ロマンスが必要2』)、ナムグン・ミン(『亀巖ホ・ジュン』) ほか制 作:2012年SBS 全16話
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