噂された女性芸能人らの売春が検察の捜査で確認され、衝撃を与えている。12日、韓国検察によると、最近、水原(スウォン)地検が逮捕した性売買ブローカーを捜査する過程で、多くの女性芸能人の売春疑惑を確認し、これに対する高強度の調査を行っている。かかわった女性芸能人の実名と売春の対価として取引された金額などもすでに噂に流れており、彼らの疑いが事実に判明される場合、芸能界に大きな波紋を起こすと思われる。◇検察が入手した確実な証拠とは?検察が把握した売春に関与した女性芸能人の数は約30人。彼らの中には、かつて韓国を騒がせた事件にかかわった有名女優A氏をはじめ、美人コンテスト出身のB氏、グラマースターのC氏、歌手出身の女優D氏などが含まれている。ほとんどが有名人のため、芸能界関係者と韓国国民が受ける衝撃は大きくなると見られる。しかし、密かに行われる女性芸能人の性売買がどのように検察に知られたのかは明確にされていない。通常、売春の場合、当事者らが口裏を合わせれば、客観的な証拠を確保するのが難しい。このため、実際に売春があったとしても、捜査の過程でうやむやになる場合が多かった。これに対し、芸能界関係者は、「彼らは有名な売春ブローカーを通じて性売買を行ったが、そのブローカーが持っていた帳簿を検察が入手した。名前、日付、場所、金額などが具体的に書かれているし、通帳の取引履歴も確認したという」とし、「検察出頭調査を拒否した何人かの女性芸能人の場合、逮捕令状を受けて、捜査を進めたと聞いた。売春した男性の調査まで行われれば、関係者らの身分がすぐに知られると思う」と伝えた。◇人妻もいるのに....検察の捜査はどこまで?検察は先月から関連女性芸能人らに対する召喚調査を行った。しかし、売春疑惑を受けている女性芸能人の中に人妻もいること分かり、彼らの売春時点がいつであるかにも関心が集まっている。捜査線上に上がったB氏の場合、結婚して最近子供を出産した。D氏も、現在交際中の恋人がいる。彼らが売春をした時点が、最大5年までさかのぼる可能性があるわけだ。売春特別法に基づいて性売買は、2008年以降に行われた犯罪の場合、公訴時効は5年。検察が確実な証拠をとったとしても、事件の時点がその以前としたら状況証拠を操作する可能性も大きくなる。検察は事件のかぎを握っている性売買ブローカーに拘束令状を請求した。しかし、ベンチャー企業の役員、資産家など女性芸能人と秘密の関係を結んだ男性らが検察の調査で容疑を認めない場合、検察が起訴しても、事件の実体を明らかにする法的攻防が長くなる可能性が高い。パク・ヒョシル記者