[スポーツソウルドットコム|上岩=パク・ソヨン、チェ・ジンソク記者] 30代の男のセクシーさは、こういうものだろうか?いっそう余裕があって和やかだ。顔には、穏やかな笑顔がいっぱいだったが、隠せないセクシーさが吹き出てきた。約4年ぶりのカムバックと同時に、自分の名前をタイトルにしたカムバックショーが用意されるということは、この男をさらに威風堂々にした。“ワールドスター”RAIN(ピ、32、実名:チョン・ジフン)のカムバックは、それほど特別だった。<スポーツソウルドットコム>は、“RAINがカムバックステージに行く道”を一緒に歩いた。
8日の午後4時半、ソウル・麻浦区(マポ・グ)上岩洞(サンアム・ドン)にあるCJ E&Mセンターでは、Mnet「RAIN Comeback Special -Rain Effect-」のリハーサルが行われた。RAINはリハーサルの予定時間より1時間前に到着。車から降りながら片手にはカムバックステージの図面を持っていた。耳にイヤホンをしたまま現場に向かうRAINは、終始何かを考えている様子だった。
出勤ファッションもオシャレだった。モノトーンカラーのチェック柄コートに、上下はオールブラックで統一した。同じカラーのマフラーでダンディーな味と保温性を考え、左胸ポケットにはサングラスをかけて、自分ならではのコーデを完成した。2:8分け目のヘアもRAINには、洗練された感じだった。
RAINは現場に行くまで、ウキウキする気持ちを隠せなかった。カムバックに対する負担よりは、ファンたちに会える嬉しい気持ちが伝わった。緊張もするはずなのに、RAINは自分を見てはしゃぐ周りの人に手を振ってあげたり、優しいまなざしを送りながらファンを配慮した。建物のロビーで待っていた韓国や遠く日本から来てくれたファンたちは、RAINの姿に宝くじでも当たったかのように喜びの声をあげながら、「RAIN!ファイティング!」とエールを送ってくれた。
楽屋まで行く間、RAINは水を一口飲んで、関係者はコーヒーを用意してくれた。コーヒーを渡されたRAINは、ガールフレンドのキム・テヒのことが頭の中で浮かんだのか、コーヒーカップをじっと見つめた。(キム・テヒは長年、韓国の某インスタントコーヒーのCMモデルとして活躍している)楽屋に着いた後は、パフォーマーたちと笑顔で挨拶を交わし、皆はステージを楽しみにしている様子だ。
約束時間4時30分になると、リハーサルステージにRAINが上がってきた。彼は取材陣に向かって丁寧にあいさつした後、ポーズを構えると、6thフルアルバム「Rain Effect」のリード曲『30SEXY』が流れはじめた。RAINはまるでこのステージが本番かのように、激しいパフォーマンスを披露しながら、余裕のあるライブで完璧なステージをみせた。
自分の名前をかけたカムバックショーなだけに、RAINは徹底的なステージを追求した。歌が流れる最中も、数回ストップをかけながらパフォーマーたちと相談しながら、動線を考えた。『30SEXY』1曲だけで、リハーサルは20分がかかった。自分はもちろん、パフォーマーたちの役割まで几帳面に相談して、番組の担当プロデューサーとは意見を調整した。
1月2日、約4年ぶりに6thフルアルバム「Rain Effect」でカムバックしたRAINは、『30SEXY』と『La Song』ダブルリード曲でカムバックを予告した。『30SEXY』は、シンプルなヒップホップのドラムビットに、トレンディーなメロディが加わって、官能的なパフォーマンスと仮声と真声の歌声が行き来する、セクシーなダンスナンバー。『La Song』は、ヒップホップとエキゾチックなリズムを合せた情熱的な曲で、「僕のことをかわいがってほしい」というRAINの愛嬌あふれる歌詞が印象的だ。
RAINは9日午後7時30分から放送されるMnet「RAIN Comeback Special -Rain Effect-」(特別編成・30分間放送)を皮切りに、10日のKBS2TV「ミュージックバンク」、11日のMBC「ショー!音楽中心」、12日のSBS「人気歌謡」などを通じてカムバックステージを披露する予定だ。