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[公演レポ] BIGBANGだからできる“1+1+1+1+1 = 1のコンサート”

THE FACT JAPAN 2014年1月27日 17時39分


[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] “BIGBANGが完全体に戻ってきました!韓国スクリーム~!”黄色ライトの王冠1万2千個が集まった。3日間を計算したら、なんと3万6千個だ。5人組ボーイズグループBIGBANG(G-DRAGON、SOL、T.O.P、V.I、D-LITE)のファンは、毎年明けが忙しい。BIGBANGが新年をスタートすることを記念して、毎年恒例のようにソウルコンサートを開くからだ。2009年から始まったソウルコンサートは今年も行われ、今回は特に世界的に活躍してきた5人メンバーの力量がいっそう輝く公演となった。

26日の午後6時、ソウル・芳夷洞(パンイ・ドン)にあるオリンピック公園・体操競技場では、『2014 BIGBANG + α IN SEOUL CONCERT』が開催された。BIGBANGは、昨年行われた「2013 BIGBANG ALIVE GALAXY TOUR The Final」以来、ちょうど1年ぶりにコンサートを設けてファンを迎えた。会場を埋め尽くしたファンらは、開演前から黄色ペンライトを振りながらステージを注視した。
約束の時間。真っ赤なチェック柄のスーツを装った5人メンバーは『HaruHaru』を皮切りに『BLUE』『BAD BOY』『ガラガラGO!!』『Hands Up』など、5曲をノンストップで披露した。

昨年の1年間、G-DRAGONはワールドツアーを、D-LITEは日本ツアーを展開。末っ子V.Iもソロアルバムを出して日本での活動を広げた。またSOLもソロ新曲『RINGA LINGA』発表し、G-DRAGONとのコラボステージをみせる一方、T.O.Pは主演映画「同級生」で俳優活動とともに、ソロアルバムを発表し、全メンバーの精力的な活動が際立つ年になった。このような5人メンバーの個別活動は、同日公演でも見られ、“別にまたは一緒”という戦略で展開された。
V.Iが『LET'S TALK ABOUT LOVE』と『GOTTA TALK TO U』でソロステージを始め、『WHAT CAN I DO』で自分の魅力を発散した。その次にバトンを受けたD-LITEは『WINGS』でピーチを上げ、昨年日本で発表した『Joyful (ジョイフル)』を熱唱しながら、チーム内のメインボーカルとしての実力を自慢した。SOLは大ヒット曲『Look at me』と『WEDDING DRESS』、『RINGA LINGA』でいっそう余裕のあるステージを導いた。SOLのソロステージが終わるとすぐG-DRAGONが『CRAYON』と『CROOKED』で公演場のボルテージを最高潮に引き上げた。T.O.Pは『TURN IT UP』と『DOOM DADA』で異色的な魅力を吹きだした。これは5人メンバーみんなが、ソロとしてチーム活動以上に成功を果たしたからこそ、可能となったステージでもある。

いつのまにかデビュー9年目になった中堅(?)アーティストのBIGBANGだが、この日彼らは、初心を忘れないステージでも視線を集めた。メンバーは「もう9年目になっただけに、ヒット曲がたくさんありますけど、次のステージでは僕らが新人時代によく歌った曲を歌いたいと思います」としながら、『A FOOL OF TEARS(涙だけのバカ)』を紹介した。そして、「僕たちも刀群舞で踊った時があって今はできないけど、あの時はそれなりの刀群舞でした(笑)」と言いつつ、デビュー初期に発表した『LALALA』『BIGBANG』『SHAKE IT』をメドレーで披露した。
メンバーたちのソロステージが終わると、BIGBANGは再び完全体になった。『TONIGHT』『Feeling』でステージは一気に盛り上がり、『最後の挨拶』『FANTASTIC BABY』では、この日もっとも熱い歓声が送られた。全てのセットリストが終了したが、ファンたちは誰一人席から離れず、アンコールステージが始まった。2時間を常に熱い熱気で満たしてきたBIGBANGは、公演が最初から始まったかのようなステージを繰り広げた。
そして、最後の曲『Lie』だけを残した瞬間。SOLは「実は、この公演は、日本ドームツアーをしながら考えたコンサートです。ドームツアーをしながら、韓国ファンにもその熱気を伝えたかったです。ドーム公演では一回当たり約5万人の日本ファンの方々に会いましたが、僕らが日本をはじめ、全世界に広がっていくことができてことは、ここにいる韓国ファン皆さんのおかげでもあります。いつも感謝しています」とあいさつした。
この日の公演はBIGBANGだからこそできる“1 +1 +1 +1 +1 = 1”の意味を持つ公演であり、BIGBANGのファンがいるからこそ実現できたものでもある。韓国を越えてアジア、世界に向けて再び走るBIGBANGの2014年は、そうして気持ちのいいスタートを切った。

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