北海道・函館中央署は6月25日、北斗市内で架空料金請求詐欺が発生したと発表しました。
被害にあったのは40代の男性です。
警察によりますと、5月21日に東京出入国管理局職員を名乗る男から男性に「あなたが契約した携帯電話が詐欺に使用されており、被害者と和解しなければ逮捕されるおそれがある」などと電話がありました。
その後、上海警察を名乗る男3人から「和解するためには金が必要」という内容の電話がありました。
信じた男性は6月6日から18日までの間、3回にわたり2000万円を送金し、だまし取られました。
男性が送金すると、さらに弁護士を名乗る男から「この示談金だと裁判に負ける。勝つためにはもう1000万円必要」と伝えられました。
不審に思った男性の妻が知人に相談し、知人が警察に通報したため事件が発覚しました。
電話をかけてきた男らはいずれも中国人の名前を名乗っていたということです。
警察は身に覚えのない請求には応じず、不審に思ったときには詐欺相談専用電話「#9110」に電話するよう呼びかけています。