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【中継】座礁したフェリーが停泊 苫小牧晴海ふ頭…乗客「立っているのが難しい揺れだった」

STVニュース北海道 2024年7月2日 18時46分

北本アナウンサーから最新情報を中継で伝えてもらいます。

私は現在、苫小牧港湾事務所に許可を得て、晴海ふ頭の中に来ています。

近くで見ますと、その傷の多さに驚かされます。

大きいものでは1メートルほどの傷もあり、へこみも深さが50センチほどになってしまっているものもあります。

相当大きな衝撃であったことがわかります。

乗客の方も、何かにぶつかったような乗り上げたような衝撃で、長い時間続いたと話していました。

立っていることが難しいくらいの揺れだったということです。

また、この船にはトラックドライバーも多く乗っており、荷物が遅れる旨を連絡している姿が多く見られたということです。

運輸安全委員会は調査官を現地に派遣し、3日午後1時から調査を行うということです。

調査ではフェリーの状態の確認や関係者からの聞き取りをする予定で、4日まで続くとみられています。

以上、苫小牧から中継でお伝えしました。

「シルバーブリーズ」は1日午後5時半ごろ、青森県の八戸港を出発し、午前1時半ごろ苫小牧西港にあるフェリーターミナルに到着する予定でした。

苫小牧西港付近では、本来はこのような航路でフェリーターミナルに入る予定でしたがー

途中で航路から外れ、午前1時すぎ、消波ブロックに衝突。

午前11時40分ごろからようやくえい航が開始されました。

船舶事故の原因調査に詳しい専門家は、今回の事故には不自然な点が多いと指摘します。

事故発生時は晴れていて見通しが良かったため、灯台の見落としも考えにくく、入港30分前という時間を考えると、乗組員はほぼ全員持ち場についているはずだといいます。

さらに、ナビやレーダーを確認していればすぐに気づけることからも、乗組員が誰一人としてフェリーが航路を外れていることに気づかないのは不思議だと指摘しました。

3日以降の調査で原因究明が求められます。

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