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真相徐々に明らかに…破損スマホに「欄干に座らせる動画」証拠隠滅図ったか 旭川高校生殺人起訴

STVニュース北海道 2024年7月3日 18時54分

北海道旭川市の神居古潭で17歳の女子高校生が殺害された事件で、旭川地検は2024年7月3日に、21歳の女を殺人などの罪で起訴しました。

現場で何があったのか、少しずつわかってきました。

殺人などの罪で起訴されたのは、旭川市の内田梨瑚被告です。

内田被告は4月19日、旭川市の神居大橋で、留萌市に住む女子高校生を橋の欄干に座らせ「落ちろ」「死ねや」と言うなどして川に落とし、殺害したとされています。

女子高校生の遺体は、橋から約60キロ下流の奈井江町内で発見されました。

きっかけはSNS上のトラブルでした。

捜査関係者によりますと、女子高校生がSNSで内田被告がラーメンを食べている写真を無断で使用したことが発端となり、事件につながったということです。

中学時代は明るく、いつもクラスの中心にいたという内田被告。

しかし、卒業後を知る人はー

(内田容疑者の知人)「いまは遊んでるなって印象はあった」

(内田容疑者の知人)「歳が上がるにつれてやんちゃ具合が増している」

いまも事件現場には花が手向けられています。

あの時、何があったのか少しずつわかってきました。

(山本記者)「女子高校生を殺害する直前、神居大橋の欄干に座らせて動画を撮影していました」

橋から離れたところで見つかった女子高校生の壊れたスマートフォンには、女子高校生が橋の欄干に座らされている動画が残っていました。

起訴状では内田被告は2度にわたって欄干に座らせたとしています。

専門家はー

(元検事 高野俊太郎弁護士)「(橋の欄干に)座らせた時点で危険な状態であった。その結果、被害者が亡くなっても構わないと(検察が)認定した可能性はある」

調べに対し「女子高校生を橋に置いてきただけで落ちたかどうかはわからない」という趣旨の供述をして、容疑を否認していた内田被告。

女子高校生のスマートフォンは破損していて、警察は内田被告が証拠隠滅を図るために壊し、捨てた可能性があるとみて調べています。

地検は、内田被告とともに逮捕されていた19歳の少女も、殺人などの非行内容で家庭裁判所に送致しました。

なぜ17歳の命は奪われなければならなかったのかー

真相の解明が急がれます。

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