北海道警と福岡県警は、金を貸し付けて法定利率を大幅に超える利息を受け取ったとして、福岡市内に拠点を置くグループの16人を出資法違反の疑いで逮捕しました。
16人は2023年9月から2024年4月にかけて、北海道の男性ら2人に計12回にわたり金を貸し付け、法定利率の約25～60倍の利息を受け取った疑いが持たれています。
福岡市内の4つの拠点でSNSなどを使って利用を募り、16人はそれぞれ「かけ子」「出し子」など役割を分担していたということです。
2022年1月からの2年間で「10日間で利息30％」など超高金利を条件として、約5800人に金を貸し付けていたとみられています。
警察は16人について、メンバーを入れ替えながら犯行に及ぶ「匿名・流動型犯罪グループ（トクリュウ）」とみているほか、背後に暴力団とのつながりがあるとみて調べています。