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【スキージャンプ】パリの次は…2026年ミラノへ!今季サマー開幕戦でオリンピアン2人が優勝

STVニュース北海道 2024年7月28日 19時25分

◇スキージャンプ サンピラー国体記念第21回サマージャンプ大会(28日・名寄ピヤシリシャンツェ ヒルサイズ100m、K点90m)

スキージャンプの夏シーズン開幕を告げる、サンピラー国体記念第21回サマージャンプ大会が北海道名寄市で開かれ、男子は佐藤幸揶選手(雪印メグミルク)、女子は伊藤有希選手(土屋ホーム)が優勝しました。

2022年北京五輪にも出場した佐藤幸揶選手は、1回目90.5mのジャンプで6位につけると、2回目にこの日最長不倒となる97.0mをマークして逆転優勝を果たしました。

2位佐藤慧一選手、3位坂野旭飛選手と共に、雪印メグミルクで表彰台を独占した佐藤幸選手は「夏の五輪が始まっているが、自分たちは2026年ミラノ五輪を目指してチーム一丸でやっている。まずは来年2月のW杯札幌大会にチーム全員が出場できるように戦いたいし、その先頭を走りたい」と、今季から雪印メグミルクの主将に就任した責任感をにじませました。

女子の伊藤有希選手は、1回目に95.5mを飛んでトップに立ち、2回目も91.5mと女子ではただ1人K点越えのジャンプを2回揃えて圧勝。2位に約25ポイント差をつけてこの大会3連覇としました。

5月に30歳の誕生日を迎えた伊藤選手は「30代最初の試合を地元で行うことができて、育てていただいた皆さんに応援してもらって優勝できたのは最高の滑り出しになった」と、地元下川町の隣に位置する名寄市のジャンプ台での勝利に喜びを語っていました。

伊藤選手は先日開幕したパリ五輪の話題にも大きな刺激を受けていて、柔道女子48キロ級・角田夏美選手が日本勢金メダル第1号を獲得した試合は大会前夜にも関わらずテレビ観戦。

「夏と冬でまた雰囲気が違うなと感じた。選手たちが今どんな気持ちなのかなとか、色んな角度から五輪を見ている。自分も2026年大会を目指す身として、五輪の舞台というところを想像しながら応援させてもらっている」と出場すれば4大会連続となる2026年ミラノ五輪も見据えて、笑顔で話していました。

大会には52歳のレジェンド葛西紀明選手も出場しましたが1回目85.0m、2回目86.5mで13位に終わりました。

葛西選手は「表彰台を狙っていたが成績が出ず悔しい。体調も良いし、仕上がっているので来週以降の試合では良い成績を目指したい」とすでに先を見据えていました。

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