不適切ないじめ対応で不登校になり、教育を受ける機会を侵害されたとして、札幌市内の女子生徒が市を提訴しました。
きょう(2024年7月30日)、札幌地裁に訴えを起こしたのは、札幌市立の中学校に通っていた当時中学1年の女子生徒です。
訴状などによりますと、女子生徒は2020年7月、同級生の男子生徒からLINEのグループに自身の容姿を揶揄する動画を投稿されるなどのいじめを受け、2023年3月の卒業まで不登校となりました。
さらに、いじめの被害を訴えていたにも関わらず、学校側が迅速な事実確認や代替的な学習環境の整備などを怠ったと主張しています。
女子生徒は「学校側のいじめ対応が不適切だったことで、不登校となり、教育を受ける機会を侵害された」などとして、札幌市に対し、約550万円の損害賠償を求めています。