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「波が高かった」水難事故が相次ぐ 不明の男性死亡 子どもを助けようとした女性も 北海道

STVニュース北海道 2024年8月12日 18時41分

北海道ではこの連休中に水難事故が相次ぎました。

せたな町の海水浴場では男性1人が溺れて死亡し、小樽市の銭函では泳いでいた男性1人の行方が分かっていません。

小樽市の銭函海岸では11日正午ごろから、ベトナム国籍のグエン・スァン・ドーさんが行方不明になっています。

グエンさんは陸から100メートルほど離れた、海水浴場ではない場所で泳いでいたとみられています。

小樽市の消防などは12日午前7時ごろから捜索を続けていましたが、グエンさんの発見には至らず、13日朝に捜索を再開する予定です。

檜山のせたな町のふとろ海水浴場では11日午後6時半ごろ、友人と2人で泳ぎに来た登別市に住む八子匠さんが溺れ、行方不明となりました。

海上保安庁は12日朝に捜索を再開しましたが、午前7時ごろ、水に沈んでいる八子さんを発見し、その場で死亡を確認しました。

そのほか、11日に渡島の木古内町では、家族で海岸を散歩していたときに、波に流された子どもを助けようとした40代の女性が死亡。

留萌の小平町では水上バイクが転覆し、小学生ら3人が一時海に投げ出されるなど、この土日にあわせて6件の海の事故がありました。

このうち、10日に積丹町野塚町の海岸で男性3人が溺れた事故では、事故を目撃した人たちが波の高さを指摘していました。

(目撃した人)「人が2人くらい流されて帰ってこれない状態。波がすごい高かった」

(救助した人)「きのうはすごい穏やかだったんですけど、朝からこんな感じで。溺れた方はライフジャケットとか何も着ていなかったので、そこらへんが危なかった」

3人は病院に搬送されましたが、いずれも意識はあるということです。

親戚や友人が集まる機会となるお盆休み。

台風接近の気象情報を確認し、海のレジャーには十分な注意が必要です。

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