札幌市中央区の交差点で2023年11月、赤信号を無視して女性2人をはねて逃げた男の裁判で、札幌地裁は男に対し、懲役2年8か月の実刑判決を言い渡しました。
長崎勇道被告(24)は2023年11月、札幌市中央区の交差点で赤信号を無視し、横断歩道を渡っていた女性2人をはねてけがをさせ、その場から立ち去った危険運転致傷とひき逃げの罪に問われていました。
これまでの裁判で、弁護側は「赤信号をあえて無視しようとしたわけではない」と危険運転致傷については争う姿勢を示していました。
きょう(2024年9月2日)の判決で、札幌地裁は「飲酒運転や大麻の所持を隠蔽しようと逃走を図った動機は身勝手で危険」として、危険運転致傷を認め、長崎被告に懲役2年8か月の実刑判決を言い渡しました。