北海道・道東の羅臼町で土砂崩れがあり、道道の一部が通行止めとなっています。
この影響で、半島先端側の住民が身動きのとれない状況となっていて、災害対策本部が船を使った人の運搬を行いました。
土砂崩れがあったのは、羅臼町岬町の道道知床公園羅臼線です。
2024年10月15日午前7時半ごろ「土砂崩れがありました」と消防に通報がありました。
釧路建設管理部によりますと、斜面から崩れた土砂が道路をふさいでいて、知円別トンネル起点付近から天狗岩トンネル終点付近のおよそ2.3キロが通行止めとなっています。
羅臼町によりますと、土砂崩れの原因について、付近の水道施設の水道管の老朽化により漏水した可能性があるということです。
道路が寸断されたことで、現在104世帯。265人が身動きのとれない状況となっていて、災害対策本部が午後1時半ごろから羅臼漁港・知円別漁港間で船1隻を出航し、観光客などを運搬しました。
町によりますと、今夜も引き続き土砂の撤去作業が行われ、この影響で町内の一部の地域で停電が起こる可能性があるということです。