北海道・十勝の広尾警察署は2024年10月18日、JA大樹町での多額窃盗事件で、元職員の女を書類送検し、捜査が終結したと発表しました。
この事件は2024年2月、窓口を訪れた顧客が不審に思った事から発覚し、仲沢明穂被告(28)が逮捕・起訴されました。
今回で5回目の送検となった仲沢被告は、顧客の口座を無断で解約して、事務室内の現金自動出納機から引き出していたということです。
警察は2022年3月から約2年間で、35回に渡って43口座を解約したと見ていて、被害は約6700万円に上ります。
仲沢被告は逮捕前、JAの聞き取りに「ストレスがあった。ゴミステーションに捨てた」などと話していましたが、警察の調べに対しては「借金の返済、自分や交際相手のブランド品の購入や旅行など日常の贅沢な生活に散財した」と容疑を認めているということです。