先週、北海道内では冷え込みが強まり、札幌でも初雪を観測しました。
冬の足音が近づくなか、冬タイヤへ交換する人も増えていると思いますが、どんなことに注意したらいいのでしょうか。
(山本記者)「こちらのカー用品店では、早くもタイヤ交換の作業が進んでいて、車がずらりと並んでいます」
札幌市西区のカー用品店です。
急ピッチで進められていたのは、冬タイヤへの交換作業です。
こちらの店ではタイヤ交換の予約が先週から増え始め、25日も多くの客が訪れていました。
(客)「こないだ雪が降ったので 来週から遠出を予定していたのでなんとなく心配になって」
(客)「早めに変えとかないとちょっと怖いですね」
先週から道内では冷え込みが強まり、今月20日、札幌でも初雪を観測。
慌ててタイヤ交換に来る人も増えたようです。
(スーパーオートバックスSAPPORO 西村凌さん)「今週の土日に関しては予約枠はびっちり入っている。11月の予約枠も少なくなっています」
店にずらりと並ぶ冬タイヤ。
2024年は値段にも変化がありました。
(スーパーオートバックスSAPPORO 西村凌さん)「日々原価が上がっているので、メーカーも値上げせざるを得ないので、当店もタイヤの値段は上がっています」
物価高騰のなか、およそ1割ほど値上がりしているタイヤもあるといいます。
少しでも家計への負担を減らすため、自分でタイヤ交換を検討している人もいるかもしれません。
タイヤ交換するときはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか。
まず最初に、ナットを「手で軽く」締めます。
(JAF札幌支部事業課 安藤純一係長)「ひっかかりやしぶさを感じるようなら、正しくその後締め付けできない可能性があります」
その後、工具を使ってナットを締めますが、順番が重要といいます。
(JAF札幌支部事業課 安藤純一係長)「対角線上に締めます」
対角線の順番に行わないと、ナットが均等に締まらず、ぐらつきの原因につながります。
締めるときに使った方がいいのが、カー用品店などで簡単に手に入れることができる「トルクレンチ」です。
(JAF札幌支部事業課 安藤純一係長)「この音が鳴ったところで一定の力に達したということです」
車ごとにナットを締め付ける力の数値が決められていますが、トルクレンチの目盛りにその数値を合わせれば、緩みなどなく締めることができます。
(JAF札幌支部事業課 安藤純一係長)「これで正しい力で締め付けは完了しているんですが、走行することでゆるみが出ることがあります。交換後に少し走行したところで、必ず締め付け状態を点検することは最低限行っていただきたい」
着実に近づく冬の気配。
早めのタイヤ交換で冬に備えることが重要です。