天皇皇后両陛下主催の園遊会が東京で開かれ、パリオリンピック陸上・やり投げの金メダリスト、北口榛花選手も招待されました。
両陛下とはどんな言葉を交わしたのでしょうか。
東京・港区の赤坂御苑で開かれた秋の園遊会。
艶やかなピンク色のドレス姿で現れたのは、旭川出身でパリオリンピック陸上・やり投げの金メダリスト、北口榛花選手です。
(両陛下)「素晴らしかったですね」
(北口榛花選手)「なかなか1投目から投げられることはなかったんですけど、いままで。今回はオリンピックだったので、1投目から投げられて周りの選手にたくさんプレッシャーをかけられたかなって思う」
この夏、パリで開かれたオリンピック。
1投目から65メートル80の投擲を見せ、日本女子で初の快挙を成し遂げた北口選手。
両陛下からは北口選手が使う「やり」への質問が相次ぎました。
(皇后陛下)「やりの重さはどれくらい?」
(北口榛花選手)「600グラムです。すごく軽い。皆さん重いと思われているけどすごく軽い」
(皇后陛下)「何でできている?」
(北口榛花選手)「やりの種類によって変わります。カーボンでできていたり、スチールでできていたり、アルミでできていたり」
(天皇陛下)「風なども随分影響が?」
(北口榛花選手)「向かい風の方が昔は飛ぶと言われていたんですけど、私のやりはどちらかというと追い風で、風と一緒に飛んでいく方が記録が出やすい」
(皇后陛下)「そういうのもいろいろと試されて?」
(北口榛花選手)「やりも向かい風用と追い風用があるので、条件を読んで、やりをかえて試合に臨んでいます」
このほか、会話はチェコでの生活にも及び、両陛下とおよそ4分間言葉を交わした北口選手。
終始、持ち前の榛花スマイルを見せながら愛子さまや佳子さまとも歓談していました。