北海道網走市の能取岬近くで30日、定置網漁船2隻が転覆した事故で、波の影響で1隻が転覆し、救助に向かったもう1隻も波にのまれ、転覆していたことが新たにわかりました。
能取岬沖で30日、網走漁協のサケの定置網漁船2隻が転覆し、合わせて10人が海に投げ出されました。
そのうち8人は自力で陸に上がり、残る48歳と44歳の男性2人は救助され、意識がある状態で病院に搬送されました。
網走海上保安署によりますと、沖合300メートルほどの場所で定置網の撤去作業を3隻でしていたところ、1隻が3メートルほどの波を受け転覆。
その後、転覆した1隻の救助に向かったもう1隻も大波を受け転覆しました。
3隻が出航した際、波の高さは1メートルほどでしたが、沿岸部では時折大きな波が発生していたということです。