スマートフォンを使用しながら自転車を運転する、いわゆる「ながらスマホ」が後を絶たないことを受け、11月1日から罰則が強化されます。
罰則強化を明日に控えた中、31日もマチでは危険な「ながらスマホ」運転が見られました。
(金澤記者)「スマホを見ながら横断歩道を自転車で渡っていきました。時折前は見ているようですが、画面を見ている時間もあります」
31日朝の札幌市北区です。
スマホを見ながら自転車をこぐ人の姿があちらこちらで目につきます。
いわゆる「ながらスマホ」です。
中にはこんな場面もー
散歩中の子どもたちの後ろから「ながらスマホ」の自転車が走ってきます。
「ながらスマホ」にマチの人は…
(札幌市民)「急にちょっと寄ってきたりとか、わっと思う時があります」
(札幌市民)「ここ10年くらい結構増えたような気がする」
国の統計では、2023年は「ながらスマホ」による事故が139件発生。
事故が増加傾向にあるため、11月1日から罰則が強化されることになりました。
これまでの罰則は5万円以下の罰金でしたが、新たな法律では6か月以下の懲役、または10万円以下の罰金が科されます。
事故を起こした場合はさらに重くなり、1年以下の懲役または30万円以下の罰金です。
「ながらスマホ」をしている人は知っているのでしょうか?
(金澤記者)「ながらスマホの取材をしていて」
(「ながらスマホ」をしている人)「あ、すみません…」
(金澤記者)「あすから規制強化というのは知っている?」
(「ながらスマホ」をしている人)「はい」
それだけ言い残すと、行ってしまいました…
札幌でシェアサイクルを展開する「ポロクル」は、罰則の強化を前にマナーの向上に力を入れています。
(ポロクル 高橋湖珠さん)「ポロクルのユーザー様が使っているアプリがこちらのバイクシェアで。こちら開くと自転車のながらスマホについて注意啓発をしています」
サービスを利用する際に必要なアプリで、全ユーザーに対し改めて注意喚起をしています。
(ポロクル 高橋湖珠さん)「ながらスマホは注意力が散漫になり周りが見えなくなってしまうので大変危険です。罰則が強化されるからではなく、ご自身や周囲の人の身を守るためにも、ルールやマナーを守って安全な運転をお願いします」
危険な事故につながりかねない「ながらスマホ」。
11月1日からの罰則強化で悲惨な事故が減ることが期待されます。