札幌市営地下鉄・南北線さっぽろ駅で4日、ホームの天井からガラスが落下しました。
交通局では今後、原因を調査して対策していきたいとしています。
(札幌市交通局)「こちらが防煙垂壁が落下した箇所になります」
重要な設備の突然の落下…何が起きたのでしょうか?
駅のホームに散らばったガラスの破片。
4日午後6時半ごろ、帰宅ラッシュの南北線は一時騒然となりました。
天井からガラスが落下したのは、札幌市営地下鉄・南北線さっぽろ駅のホームです。
このガラスは、火事が発生した時などに煙の拡散を防ぐための「防煙垂壁」と呼ばれる設備の一部で、天井から落下し、その破片がホームと線路上に飛散しました。
この影響で南北線は4日、およそ1時間半にわたって一部区間で一時運転を見合わせ、利用客1万4000人に影響が出ました。
この影響でタクシーを待つ人はー
(タクシーを待つ人)「家まで歩くと1時間くらいかかっちゃうから高くつくけどタクシーで行くしかない」
万が一の時に命を守る大切な設備の落下。
なぜこのような事態が発生したのでしょうか?
(札幌市交通局)「実際落ちた部分をよく調べて、なぜ落ちたのかを今後調査していく」
札幌市交通局によりますと、天井から落下した防煙垂壁は地下鉄の他の駅にも設置されているということで、原因の究明と安全の確認が急がれます。