雪が積もる前に点検しておきたいのが、無落雪屋根に設置されているスノーダクトです。
落ち葉やごみが詰まってしまうと漏水する危険があり、ホームセンターでは詰まりを防ぐ商品が売れているということです。
(atelier TRUNK 清水圭太代表取締役)「落ち葉もなくてすごくきれいな状態」
確認しているのはスノーダクトです。
積もった雪をとかし、とけた水を排出する機能として無落雪屋根に備え付けられています。
しかし、スノーダクトは放置しているとある危険があるといいます。
(atelier TRUNK 清水圭太代表取締役)「水が流れてくるので、ここ。この流れ落ちる部分に落ち葉が詰まってしまうと水が流れなくなるのであふれてしまう原因になる。水が流れなくなるとおうちの中に水が漏れてしまう」
スノーダクトから漏水してしまうと、住宅のリフォームが必要になり、数百万円の損害が発生する恐れがあります。
家具のほかにもパソコンなどの電子機器が水浸しになり、保存していたデータが消えてしまったという事例もあるということです。
日本損害保険協会によりますと、2023年度、道内でスノーダクトによる漏水事故は505件発生していて、それに対して4億8000万円の保険金が支払われているということです。
漏水事故の多発を受け、ホームセンターではあるコーナーが設置されています。
(ジョイフルエーケー屯田店 中澤慎二郎副店長)「こちらがスノーダクトカバーコーナーです。無落雪の屋根に取り付けて、落ち葉などが入らないようにする商品となっております」
取り揃えられていたのはスノーダクトカバーです。
小さな穴が開いていることでゴミや落ち葉を通さず、雪解け水をスムーズに流すことができます。
さらにー
水が流れる部分に設置するキャップも。
はめるだけで簡単に設置することができます。
(ジョイフルエーケー屯田店 中澤慎二郎副店長)「無落雪の屋根は雪を下ろさなくてよくて大変便利なんですけど、お手入れを怠ると大変なことになりますので、日ごろのケアということで確認してもらうのが一番だと思います」
手入れを欠かすと漏水事故につながりかねないスノーダクト。
大切な住宅や家具を守るため、雪が積もる前に早めの点検や対策が必要です。