様々なものの価格が上がっているいま、物価の最前線で働くみなさんにいまの傾向を伺いました。
(村雨アナウンサー)「札幌市北区のスーパーにやってきました。種類豊富なお魚が取り揃えられています。こちらも今が旬ですと書いてありますね、サケ。去年と比べると2~3割ほど価格が高くなっているということです」
(村雨アナウンサー)「サケはこのまま高い状態?」
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「ことしに関しては高い状態が続きそうです。(原因は)海水温の上昇や魚体数が減っているのも関係している」
(村雨アナウンサー)「代わりになる魚は?」
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「旬を迎えている“ソイ類”。全般的にソイ類は値段が下がってきています。(2~3か月前と比べて)100グラムあたり30~40円くらい値段が下がっているので2~3割は安くなっている」
(村雨アナウンサー)「ソイの食べ方でおすすめは?」
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「一番良いのは“お刺身”。あとは煮つけにしたり、この時期なので鍋も美味しい」
(村雨アナウンサー)「淡白なお魚ですから使いやすいですよね」
(村雨アナウンサー)「貝類も値段が気になりますが…」
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「値段が高い安いというより、売るべきホタテがない状態が続いている」
2024年はホタテのエサ・植物性プランクトンによって噴火湾のホタテに「貝毒」が連続で発生し、現在、漁自体がほぼストップしているそうです。
このため入荷もほとんどなく、価格も高騰しているといいます。
(村雨アナウンサー)「回復する見込みは?」
(北海市場屯田店 斉藤亮彦店長)「年内に関しては(ホタテは)高値が続く。これから(漁が再開されて)噴火湾産が出てきても、去年より2倍くらいの値段になるかなと」
(村雨アナウンサー)「2倍…。ことしに関してはホタテはより貴重なものになりそうですね…」
ホタテ以外の貝類も価格が高騰しているということです。
年末年始の贈答品としても需要が増えるホタテ。
こちらの店では、ホタテの漁が再開されても100グラムあたり398円から500円の価格になる見込みです。