札幌・中央警察署は2024年11月20日、建造物侵入と窃盗の疑いで札幌市に住む会社員の女(32)を逮捕しました。
女は金品を盗む目的で、2024年8月3日午後8時40分ごろから4日午後1時半ごろまでの間、以前働いていた札幌市中央区内にあるカフェに侵入し、現金合計25万6119円が入ったポーチ3袋を盗んだ疑いが持たれています。
警察によりますと、女はこのカフェの元副店長で、カフェの内情に詳しかったということです。
女はカフェを辞めてから、犯行に及ぶまでの間に、出入口の合鍵などを不正に入手していました。
犯行当日、その合鍵などを使用し営業終了後のカフェに侵入。
事務所に保管されていた手提げ金庫のカギを使って、金庫の中から現金が入ったポーチ3袋を盗んだということです。
カフェを経営する会社の代表取締役が「売上金を盗まれた」と警察に電話で通報し、事件が発覚。
店の従業員などに話を聞いたところ、内情に詳しい元副店長の女の名前が上がり、その後被害金の一部が女の口座に入金されていたことや、自供などから逮捕に至ったということです。
調べに対し女は「間違いありません」と容疑を認めているほか、「お金が欲しかった」などと話しているということです。
警察は詳しい動機を調べるとともに、余罪などについても捜査しています。