2024年11月4日、札幌市営地下鉄・南北線のさっぽろ駅で、ホームの天井からガラスが落下した事故で、札幌市交通局によりますと、落下したガラス製の壁について、設置から32年間、一度も点検していなかったことがわかりました。
南北線のさっぽろ駅ホームでは4日、駅ホームの天井から吊り下げられているガラス製の「防煙垂壁」が落下し、およそ1時間半にわたって一部区間で運転を見合わせていました。
札幌市交通局によりますと、地下鉄駅すべての「防煙垂壁」を設置から一度も点検したことがなく、今回落下した南北線さっぽろ駅の「防煙垂壁」についても、設置した1992年からの32年間、未点検であったことが新たに分かりました。
「防煙垂壁」の点検はルール化されていなかったということで、交通局はルールの見直しや安全な素材への変更を検討するということです。