「昼も眠らない街」を目指し開業した複合商業施設・ココノススキノがまもなく1周年を迎えます。
夜のマチのイメージが強いすすきのですが、ココノススキノの開業で昼も過ごしやすい場所へと変わりつつあります。
秘伝のスープに盛り付けられた素揚げの野菜。
その数なんと20種類!
札幌の名物グルメ「スープカレー」です。
(金澤記者)「新鮮な野菜を豊かな風味のスパイスが引き立てる。大きな窓からすすきののマチを望みながら食べるランチは格別です」
すすきの交差点に面した「ココノススキノ」は、2024年11月30日で開業1周年を迎えます。
雑貨店や飲食店など78店舗が軒を連ね、フードコートは昼から幅広い世代の人で賑わっています。
(札幌市民)「(すすきのは)夜に飲みに行くみたいなところだったかなと思うが、こうやって日中からいろんな年代の人が集まる場所になっているなという印象」
(札幌市民)「こんなおしゃれでおいしいものがたくさんあって、また来たいなと思っているところです」
施設のコンセプトは「昼も眠らない街」。
年間の来館者数は目標の800万人を大きく超え、1100万人となる見込みです。
(ココノススキノ 志村敦史総支配人)「多くの方が気楽に来られる施設だと認知いただけていることがプラスになったと考えている」
(宮崎記者)「きっと寒かったでしょう!オープンを待ちわびた方が続々と入っていきます」
2023年、すすきのの新たなランドマークとして誕生したココノススキノ。
オープン当初から営業している地下の大型スーパー「ダイイチ」です。
新鮮な魚介を使った寿司やバラエティ豊かな中華など、力を入れているのは手ごろな「お惣菜」。
主婦や仕事帰りの人が立ち寄れる店づくりを心がけています。
(札幌市民)「数が多くて値段も手ごろなのでいいと思います」
(ダイイチすすきの店 梅田圭佑店長)「普段のお買い物が安心してできるところはぶれずにやっていきたいと思っています」
夜のマチから生活しやすいマチへと再開発が進むすすきの地区。
長年親しまれた「スガイディノス」の跡地にはオフィスビルが完成したほか、高級ホテルなどが入る複合ビル「ライラックスクエア」が2025年6月完成予定です。
(金澤記者)「すすきの駅から徒歩7分の場所に地上28階建てのタワーマンションが建設中です」
2025年12月完成予定のマンションは「ココノ」の大型スーパーが近くにあるという生活のしやすさが売りです。
(ココノススキノ 志村敦史総支配人)「夜の繁華街のイメージが全国的に有名だったすすきのですが、昼間の人出が増えたよねとか地域の声をいただいています。ますますココノを楽しんでもらえるような仕掛けをどんどん実施していきたい」
ココノススキノの開業から1年。
すすきのは夜の歓楽街から昼も過ごしやすいマチへと変わりつつあります。